★W124、2トーンの美しさ、ここに極まれり。
世の中にツートンのクルマ、それなりに多いように思われるかもしれないけど、「ほんまのツートン」車は、実は少ないんです。
というのは、皆さんが「これ、ツートンね」とおっしゃっているのは、実は「カラー+白または黒」だからです。これね、厳密な意味でのツートンじゃない(独断と偏見、我田引水。えらそー)。
だいたいは、ルーフが白かシルバーか黒、フロントフードとルーフが白、シルバーまたは黒、タイヤハウスまわり等が黒であって、これはカーデザインあるある。フツー。
そんなにエラソーに言うなら、「ほんとのツートン」って、なんやのん?
それは、二色がともに白黒以外で、ふたつのカラーが醸すチョー美しい組み合わせであること。
旅客機のカラーリングでいえば、
この赤とグレーだけど、ふたつの色が微妙に調和するように、グレーの塗料にすこーしマゼンタ(赤)を混ぜてあるのね。だから調和して美しい。
ノースは他の機体も美しいよ。
というわけで、W124ワゴンのツートンは、ほんまもんのツートンであって、メルセデスのデザイナーが「美しいふたつの色の組み合わせ」をいくつも考えて塗ったのね。
下半分は金属板ではなくて、プラです。
私のは、正確な当時の色名は忘れたけど、「淡いシャンパンゴールドのメタリック+ウォームグレー(少しマゼンタを混ぜたグレー)」。
当時、色を選ぶとき、私もずいぶんと迷いに迷った、他の美しいツートンは、
「マラカイトグリーン(モスグリーン)+同系色」、「アルマンダインレッド(赤茶)+同系色」の2つ。
すごい悩んだ。特に赤茶ツートンは美しくて、どうしてもどっちにも決められないから、いっそのこと両方買ってしまおうかと(ウソ・・・)。
街中でわりと見るのはモスグリーンツートンかな。
これも美しいです。
こういう目で世の中のツートン車を探してみると、実は、ほとんどないことがわかる。
美しいツートン車の例を画像で。
美しいねえ。こうでなきゃ。