責任との向き合い方
「責任」という言葉にどのような印象を持っていますか?
責任と言われると、基本的に
「受けたくない」
「自分のせいにされたくない」
「ストレスになる」
など、マイナスなイメージが強いものです。
確かに、ドラマなどでも「責任」と聞くとあまり華やかで笑顔溢れるシーンはないです。
それだけ、責任という「言葉の重さ」が関係しているものだと痛感します。
今回は、責任という言葉について、考えていきます。
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■はじめに
✔︎責任とは、どのような時に生まれる?
今回の記事の結論は「責任を感じてつらくなってはいけない」ということです。
まず、責任というのは、行動を起こした時に生まれてくるのが一般的だと考えます。
・今の現状を打開する
・新しい挑戦をする
・人の意見を押し切る
など、リスクを取る場合に使われるイメージです。
責任を取ると決めたことと引き換えに、その行動を認めるというのが一般的な流れです。
しかし、「責任を取るので、新しい挑戦をさせてください」と言い、実際、失敗した時に責任を取ることができますか?
と言われると、口では「できる」と答えるでしょう。
実際は、その局面になった時、責任を受けたくないという自己防衛が働き、いわゆる責任転嫁をしようという気持ちになることも考えられます。
それだけ、責任を負うことはリスクがあります。
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■責任を押し付けあう理由
✔︎被害者になりたくない防衛反応
人が責任を負いたくない理由としてあるのが、「被害者になりたくない」という気持ちが強いことが考えられます。
生きる上で、できる限り負担というものを少なくするのは大切です。
負担ばかりが、のしかかる生活をしても疲れるだけですので、ただつらい時間が長く続いてしまいます。
ただ、責任を持って行動すること決めたので、その現実に立ち会った時に、理由をつけて責任を転嫁するのはしてはいけないです。
「直接、私が関係していることではない」
「対応に遅れたのが原因だろ!」
こうなってしまったら、それは人の問題というよりも、そうしてしまった「システム」が悪かったことになります。
・その人に責任を与えた
・確認を徹底することをしなかった構造づくり
・連携を取らずに、他人のせいにする、人としての構造
構造がすべてを作り出すと言ってもいいほど大事なことです。
その設計がしっかりしていることが重要になってきます。
そのため、構造を常に見直しながら、
改善していくことが大切になってきます。
つまり、「コミュニケーション」大切です。
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■責任を背負うものにしているからつらい
✔︎Win-Winな環境なら責任など感じない
責任は限られた人だけで背負うことになるからつらくなります。
失敗した時でも受け入れる環境が大切です。
「失敗=批判」ではなく「失敗=価値」を感じることができる環境が求められます。
限定された誰かが責任を負うのではなく、そのことに関わった人で責任を負うことができれば、それだけ負担が軽くなります。
そう思える環境を作り出せることが理想です。
人間は、受け入れたくない現実と向き合った時、その現実に対して背を向けることがあります。
つまり、現実を受け入れずに逃げるということです。
責任を負わないといけない状況になってしまったとき、それを信じたくないという気持ちが表出するのは、実際にその局面になったからです。
挑戦を決めた時は、勢いでなんとかできると思ったかもしれませんが、実際にはうまく行かなかった時に責任を負う必要があります。
その時初めて知る、現実を受け入れることができない不甲斐なさを感じるのです。
それも、関わった人が多くいるのに、
自分ひとりだけが受けることも関係しているでしょう。
だからこそ、責任は関係した人すべてで請け負うことができれば、その負担も軽くなります。
最初に責任は全員で請け負う意識を持つことができる環境こそ、理想の環境なのではないでしょうか?
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■まとめ
✔︎責任なんか考えてはいけない
今回は「責任」について考えてきました。責任というのは、代表となる人が請け負う感じですが、ほんとにそれがあるべき形なのかという部分にメスを入れてみました。
責任を負うときは、何かリスクがある挑戦をしたときが考えられます。それに対して、成功でも失敗でも、最終的に負担を負うのは責任者です。
挑戦の歩みを進めていく上で、代表となる人だけが責任を持っていた方がスムーズにことが進むと思いますが、できるのであれば、その挑戦に関わった人、全員で分け合えることで負担は軽くなると考えました。
確かに、経営者であると、会社を存続させる責任が問われてきますので、それを社員全員と分け合うというのは難しいことなのかもしれません。
我々、人類としての歩みを進めていく上で、進化や進歩というのは必ず必要になります。今までの常識であったモノを変える局面が生まれてきます。
その時に、限られた人間だけに責任を押し付けるのではなく、全員で責任を感じることができれば、ひとりにかけられる「責任」という負担は少しでも軽くなるはずです。
責任を多くの人で分け合うことで、意欲的に挑戦をしていけるのだと信じています。
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