同じ物をたくさん購入するワケ
あなたは同じ物をたくさん購入する傾向にありますか?
私は数点、数個なら同じ物を買うことはあります。例えば、ボールペン(文房具マニアの一面)とか、シャツとかはすぐに思いつきます。
例で上げたモノはどちらかというと、すぐには処分したり誰かに譲ったりするモノではないです。ボールペンは基本的に替え芯を取り換えれば長く使えますし、シャツも色落ちやよれたりするまでは着ることができます。
今回は、「そのものがたくさんある」のについ買ってしまうことについて考えてみました。
落ち着かない、落ち着く
たくさんあるのに買ってしまう理由は2つあると考えます。
1つ目は、「不安意識」です。まだ家とかに予備があるのに「どうなるかわからない」からとつい買ってしまう人がいることが考えられます。
確かにそういった行動予測も大切です。
しかし、計画的でなければ後悔する可能性があります。
例えば、この冬で言えば、マスクの在庫がなくて販売されるやいなやで飛びついて買っていた人を多くみました。
確かに、今回のウイルスの蔓延で気をつけないといけないと感じました。しかし、現在ではその時と比べて、全然安い値段に売っていますので、そのときに大量買いをして、今でも余っているのなら買った時の値段より損をしてしまっていることになります。
別にマスクの例でなくてもあります。
スーパーとかでも、ものによってはこっちの方が安かったとかは普通にあることです。
大切なのは「その時必要かどうか」と考えるです。
なんでもそうです。不安だからとりあえず買い溜めしておこうと思っても、値段や価値が下がったら後悔します。
確かに、そのモノがなくなったときに「どうしよう」不安な気持ちになり、その挙げ句、まとめ買いをしてしまうのです。
日本では、過去にあったオイルショックとかの影響で紙製品の需要が高まったこともあいまって先入観があることも考えられます。また、そのように周りの人も買っていると「自分だけ取り残されている」と気持ちに陥ってしまい、つい買ってしまうことも考えられます。
これは、心理学的に言えば「同調効果」「同調現象」という反応で、簡単に言えば「周りの意見に合わせてしまう」ことです。
なので、しっかりと理解していれば自分を失うことなく、自分の意思で判断することができます。
しかし、意思が弱いと同調効果に乗っかってしまい、「自分も買わないといけない」という風になってしまうことが考えられます。なので、その時、本当に必要なモノなのかの判断と自分をコントロールする力が大切になります。
2つ目は、「欲求」です。
1つ目の「不安意識」とは、別の分類になると思いますが、簡単に言えば「集めるのが好き」「コレクター要素が強い」ことが関わっています。
集めた物を自分の用途に分けることで自分の欲求が満たされることだと思います。例えば「使用」「観賞用」「保存用」などといった感じに分けることができます。マンガなどは例とイメージがつきやすいです。
これは不安だから集めるのではなく「自分を満たしてくれる」と確信している物であるから大切にしたいと思い、そのような心理が働くのではないかと思います。
特に男性の方がこのような気質があると感じています。
ゲームやマンガ、ブラモデル、フィギュアといったおもちゃ系がどちらかと言えば男性寄りなモノが多いので集めやすい環境にあります。
女性で言えば、メイクとか洋服が考えられます。
集める動機は男性と同じで「満たしてくれる」モノだと確信できるものだからです。
特に女性は身だしなみを意識することに時間をかけると思うので、自然と自分の身だしなみが自分を満たしてくれる要素だと本能的に理解しているのかも知れません。
判断するのは自分
最終的に物を買うときに、判断を下すことの大体は自分自身です。
大きな買い物であるならば家族の同意が必要になるかも知れません。基本的に何個も同じ物を買える物に対してあまり同意を求めることはないです。
そのときに「自分が何をどう考えているのか」が大切です。
行き当たりばったりでいい思いをすることもあると思いますが、たまたまそうなった可能性の方が大きいです。
なので、しっかりとした計画が大切になってきます。
しっかりと立てた計画であるならば、衝動買いのリスクも軽減できますし、後悔を失くすこともできます。
自分を客観的に捉え、今から自分は何をしようとしているのかを考えるのもひとつの作戦としては良いかも知れません。
最終的に決めるのは自分ですから、周りに流されない意識と情報を持っていれば決断を戸惑うことはないと思います。周りに流されて決断してしまうものほど後悔することはありません。
自分の意志をしっかり持つことが大切です。
(2021-01-11 編集)