#80 ゴールデン・サークル Part3
昨日の続きです!
今までの記事はこちら!
今回、紹介している本はこれです↓
サイモン・シネック著『WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違う』を紹介していきます。
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明快さ、厳しい指針、一貫性
WHYを明快にする
すべては、明快さから始める。まず、自分のWHYがはっきりとわかっていなければならない。そして、あなた本人にきちんと自分の志や理念といったものがわかっていなければ、ほかの人にわかるはずがない。
重い。そして、深い。
まさに、その通りだと思いました。まずは、自分が何をしたいのかはっきりさせないといけない。そのためには、自分の想いの部分ですね。その部分をしっかりと伝えないといけない。じゃないと他の人がわかるわけないですからね。
「感じ取ってくれよ」とか言われても、「知るかよ!」ってなりますしね。「喋れるんだから喋れよ!」って思ってしまいます。それも、自分の理念がわかっていないと伝わらないので、自分自身がその部分をはっきりさせておく必要がありますね。
あんまり、時事ネタにツッこむのもどうかと思いますが、わかりやすいので載せておきます。
こんなこともあったと思いますが、これも自分の理念や伝えたい意志がはっきりしていないから、こんなことになるのだと思います。
それを「誤解」とかいって片付けてしまうのはどうかなと思いました。リーダーになる人がしっかりと理解してくれないと周りの人はついていくことができないですし、どうしていいのかわからなくなってしまいます。
しっかりと、断定づける言葉で教えて欲しいです。
HOWを訓練する
あなたの志や理念を現実のものにするための手法がHOWだ。それはあなたの価値観でもある。私たちがものごとをおこなう手法は、ある組織や文化のシステムやプロセスにあらわれる。
意識づけすることが大切になってきます。明確な指針を持ちつつも、自分の理念を説明するのは大変です。そのため、その想いを「紙に書いて貼る」ことで意志づけすることができます。
それをみて、自分の中に落とし込むことができれば、人に伝える準備ができてきます。ただ「名詞」ではなく「動詞」がいいと著者は述べています。
「誠実」ではなく、「つねに正しいことをしよう」と書こう。
「イノベーション」ではなく「問題を違う角度から眺めよう」と書こう。
意味は同じでも、自分の中に入ってくる。落とし込む感覚が違ってくる気がします。自分の価値観を動詞で表現することがひとつのきっかけになってくるのです。
人に対して説明するときも同じです。社長が「誠実にしなさい」といってもなんか自分の中に入ってくる感じかしません。ただ、「つねに正しいことをしなさい」と言われると、「そうしよう」と思えるようになる感じがします。
自分の価値観と向き合い、どう表現するのかが大切になってきますね。
終始一貫したWHATを貫く
言うことすべて、することすべてに、あなたの信条が反映されていなければならない。WHYは、ただの信条である。ただ、それだけ。HOWは、その信条を理解するために起こす行動だ。そしてWHATはそうした行動の結果である-あなたが言うこと、することのすべてがWHATなのだ。
すべてに一貫性があること。本書では「本物であること」が求められると書かれている。ただ、単純に「本物」と言われてもわかりにくいですよね。
突然、上司から「頼むから、もう少し本物になってくれ」と言われても心の中では「なんのことですか?」と疑問しか出てこないと思います。
この本物の正体は、「自分の発言、行動を信じる」ことだと思います。そして、それがまた、新たな好循環を生み出し、信頼につながり、よい人間関係を形成することにつながっていきます。
そのためには、自分のWHYがわかっていなければ、志や理念を行動で表すことができません。終始一貫していることが、本物になる秘訣なのです。それでなければ、ニセモノで終わってしまいます。
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確実性の三段階
決断を下すときの基準
■合理的な決断…「これが正しい決定だと思う」
■直感的な決断…「これが正しい決定だと感じる」
私たちが決断を下すとき、データなどに基づいて判断するときなどの「合理的な決断」の場合は「思う」と言う気持ちが表面化する。これは生物学的にも正確と言えると述べています。私たちは脳の「考える」部分である新皮質を活発に動かしているので、思考を言語に変換するためです。
ただ、データを無視して直感的に決断する場合は「感じる」に変わってくる。直感による決断は、感情をつかさどる部分で判断される。そのため言語が関係なくなるのです。
大成功をおさめた企業家やリーダーに、成功の秘訣を尋ねると「直感を信じることだ」と答える。それにも、WHYの力を理解しなければならない。WHYがわかっていれば、「それが正しいことがわかっている」と言う自信を持つことができるからである。
例えば、仕事の場面でこのようなことが多いかも知れません。仕事を引き受けるにあたって、あの依頼主は信頼できる「感じ」がしなかった。その理由として、相手が私の信条や理念をを信じていないことが要因になる。そのため、直感的に判断することができるのだろうと思う。
相手がいかに私のことを信じてくれているかによって、信頼関係を形成されていくものだと感じました。
今日はここまで!
続きは明日の投稿で!
明日が書評、最後になります。
それでは、また次の記事で会いましょう!