【No.1486】毎日Uberを使う人


東京は秋日和。過ごしやすくてご機嫌です。こういう日は自転車が気持ちがいいです。自転車でUberの配達もまた気持ちがいいです。

Uberの配達をしていると、たまにUberのヘビーユーザーに当たります。1人の方が、毎日Uberで頼んでいそうなレベルです。いつも朝9時ごろ。決まってタリーズコーヒーです。ご注文は決まってホットカプチーノ。大体コーヒーだけですが、たまにパスタやサンドイッチなども。

ただこの方、このタリーズのお店から徒歩2分に住んでいるんですよね!

Uber配達の注文が僕に入るとき、お店から僕の方が遠いことのほうが多いです。こちらが自転車とはいえ、絶対にご自身で買われたほうが早いです。Uberでは当然送料がかかります。お店によっては料理自体が通常より高く設定されていることもあります。我々配達員に対してのチップもよくくださるので、また出費が増えますよね。値段を考えても毎日はなかなか使えるものではありません。ちなみにインドの方です。

この方はどんな人なのでしょう。

まず超忙しいのでしょう。最近ならオンライン注文で待たずに受け取れる店も多く、往復5分も無理なほど忙しいか。歩くのが嫌い?もしくは太陽アレルギーで日中は外出できないとか。あと、少なくとも、お金はお持ちですね。

では何をしている人なのでしょう?

例えば、外資系企業のエグゼクティブコンサルタント。高給でも会議や電話が途切れることなく続く毎日。移動時間すら無駄にできないほどタイトなスケジュールで動いているという状況が考えられます。ITエンジニアで、できる限り一気に集中して仕事を仕上げたいタイプなのか。朝9時というのも、時差のある国と仕事をしていれば、ゴールデンタイムで席を外したくないのかもしれません。投資家や金融トレーダーとしてパソコンに張り付いていたい可能性もあります。立地的に可能性は低そうですが、超有名人で、お忍びなのかもしれません。

色々想像してみると楽しいものです。

では、徒歩2分でも惜しんでお金を支払う人がいるということは、どんなサービスが考えられるでしょうか。

陳腐なところから考えれば、コンシェルジュサービス。例えば、パーソナルアシスタントを提供するサービスです。日常のちょっとした雑用から、レストランの予約、買い物代行、緊急時の対応まで、すべて一元的に引き受けてくれるサービスが考えられます。エグゼクティブ向けパーソナルトレーニングもありですね。

あとは何でしょう。近距離限定でシェフが直接食材を運んでその場で作ってくれるとか、とすると、近距離限定の家事代行もありか。近所に住む個人が家事代行しあうのもいいかもですね。スキンケアやマッサージ、ヘアカットなどの美容関連サービスも。あと、Uber配達とまじえて、近所に住む人の共有貸倉庫とか。Uber配達員が荷物の出し入れを代行してくれます。

まあ、こんなところなら他のサービスで代行できるものもあるかもしれませんし、だれかがすでに思いついているでしょう。そのうえで無いとするなら、採算があわないとか。

なんにせよ、妄想って自由ですよね!楽しい。

目の前のお客さんがどんな人なのか想像し、その人たちが何を求めているかを想像することで、思わぬ商品サービスの改善のアイディアができるかもしれませんし、ビジネス案につながるかもしれません。

僕は高額な学習塾で働いていて、祖父母が授業料を援助している場合が、たまにあります。税制上のメリットがある場合もあるそうです。とすると、塾側としては、なんとか、おじいさんおばあさんから援助してもらいやすい体制を整えていけないかなと思いますね。売上アップチャンスに繋がるかもしれません。

妄想は自由であり、しかも、頭の中でできるので、場所を選ばず無料。妄想を楽しんでまいります!

■■今日の教訓(ポイント)■■

妄想を楽しもう。

改善アイデアが生まれるかも。

■■以上■■

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