【No.1494】独白から脱却せよ!
こんにちは。前のめりの藤倉です。
11月の1日目は曇り空。秋は過ごしやすくて大好きな季節なので、今日もご機嫌です。「僕は前のめりである」と宣言して以来、さまざまに前のめりで手を出しています。そんななか、最近特に気になるのが「誰に、何を」というフレーズです。何かのハウツー文を読むと、だいたい書かれているのですが、最近妙に目に留まるのです。今更かよって思われるかもしれませんが、学びはタイミングも重要ですからね!w
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何かを変えたいと思うなら、まずは周りの人に働きかけることが大事です。
ただそのとき、「誰に、何を(提供するのか)」という視点が…、持てたり持てなかったり。
たとえば僕が塾講師としての授業中なら、目の前に生徒がいますから自然に意識が働きます。保護者へのメールも同じで、相手が想像できるから、どんな内容だと価値を感じてもらえるかを考えて書くことができます。
でも、こうやって投稿している文章を書いていると、「誰に、何を」が抜け落ちやすいことに気づきました。改めてやっと(笑)。これまでも薄々感じていましたが「自分のための学びだから」と許しを与えていたものの、いざ「誰に、何を」と考え始めると、これが結構難しい! 難しいし、忘れる!生徒に、この問題はこうやって解けなどといつもドヤ顔しますが、いろんなことを意識しながら考えれば考えるほど、普通に忘れますね…。
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「誰に、何を」の観点からは「昔の自分に向けて」というアドバイスを聞くこともありますが、それも簡単ではないですね。昔の自分ってどうだったかな?と思うものの、結局ただの独白に戻ってしまいます。少なくとも僕には合わない。書きながら「誰に、何を」を忘れてしまうのか、そもそも昔の自分を想像しきれていないのか、どっちだろう。どちらもなのか。
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いずれにしても合わないなら、誰か知り合いに語りかけるように想像してみようと思います。僕ならいつも会っている生徒とかは想像しやすいですね。あと、シンプルな対策として、「誰に、何を」をパソコンの横に付箋で貼る!
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そういう視点で、僕のこれまでの文章を見直してみると、たしかに独白が多かったです。
「誰に、何を」という視点が抜け落ちると、会話ではただの独り言になってしまいます。それと同じで、文章にも「誰に、何を」の意識が欠かせません。
高校時代の先生の口癖が思い出されます。「ただのマスターベーションですよ」。この言葉、どんな文脈で言ってたんだっけな。思い出せないくらい、いろんな文脈で聞いてた気もします。当時は教育の場で、何を言ってるんだと思いましたが、今になってその意味がよくわかります。
「誰に、何を」を意識するため、パソコンの横に付箋を貼って、日々の改善を続けてまいります!
■■今日の教訓(ポイント)■■
「誰に、何を」の視点が抜けると
ただのマスターベーションである。
「誰に、何を」の視点が定着するまで
いつでも思い出せる仕掛けをつくろう
「誰に」は
日頃からよく会う人や目の前の人など
そのとき想像しやすい人でやってみよう
■■以上■■