【No.1600】カッコ悪いことはしない!
皆さん、こんにちは!前のめりの藤倉です!
東京は今日も穏やかな日和です。最近、もっぱら読書に没頭していまして、北方謙三さんの『チンギス紀』にどっぷりハマっています。全17巻という大作なのですが、現在4分の1ほど読み進めたところです。
もともと学習塾で歴史を教えている中で、チンギス・ハンに興味をもったのがきっかけで手に取ったのですが、調べてみると、北方謙三さんの『チンギス紀』は、史実に基づきつつも、かなり大胆な創作が加えられているとのこと。まあ、でも、歴史小説は面白ければ良いのです!(笑)
そういえば、歴史小説繋がりで思い出したのですが、僕は三国志も色々な作者の作品を読んでいるんですよね。北方謙三さんの三国志、横山光輝さんの漫画三国志。吉川英治さんの三国志はまだ未読なのですが、漫画の『蒼天航路』は読みました。それぞれ作者によって解釈や描写が異なり、創作部分も様々に入っているのですが、それがまた面白いんですよね。
学習塾で、教科書的な三国志や、国語の授業で漢文から三国志に触れたり、様々な角度から三国志に触れる中で、改めて感じたのは、物事を多角的に捉えることの大切さです。歴史の解釈、物語の語り方、視点や考え方、そして作者が何を目的として書くかによっても、同じ題材でも全く異なる作品が生まれる。だからこそ、何か物事を理解しようとする時には、様々な角度からの解釈に触れて、多角的な視点から自分の考えを形成していく必要があるのだと思います。まさに、「事実は一つだが、真実は複数ある」と言われるように。
ただ、今、僕が北方謙三さんのシリーズを読んでいて、特に感じるのは【カッコ悪いことはしない】という、ある意味で非常にシンプルな考え方です。
小説なので、登場人物は本当に多種多様です。性格の悪い人物、ずる賢い人物、卑怯な人物、器の小さい人物… 本当に色々なキャラクターが登場します。しかし、物語を読み進めていくうちに、自然と人が惹きつけられ、周りに人が集まってくる人物というのは、やはり、闊達で清々しくて、仲間想いで、義に厚く、そして何よりも覚悟を持っている、「漢」としか言いようのない、本当にかっこいい人物なんですよね。
もちろん、小説のキャラクターですから、創作された人物であることは承知しています。それでも、その生き様、その行動原理に触れると、純粋に「かっこいいな」と惹きつけられます。 泥臭い部分もあって、たまには弱音を吐いたり、卑屈なことを言ったりもする。でも、根底にある「かっこよさ」が揺るがないからこそ、むしろ人間味があって、より魅力的に感じるのかもしれません。
【カッコ悪いことはしない】
愚痴を言うとか、人のせいにするとか、物に当たるとか、弱い者をいじめるとか、長い物に巻かれるとか、周りの目を気にするとか、言い訳をするとか… 挙げればキリがないですが、そういうカッコ悪いことは、絶対に、したくないですね。
もちろん、人間ですから、完璧ではありません。 時には弱音を吐きたくなる時もあるし、感情的になってしまう時もあるでしょう。 でも、そういう時こそ、グッと堪えて、踏みとどまる。 そして、自分が「カッコ悪い」と思うことは絶対にしない。 そういう強い意志を持つことこそが、真の「カッコよさ」に繋がるのだと思います。
ということで、今日は【カッコ悪いことはしない】という教訓を胸に、背筋を伸ばして、家族とともにアンパンマンミュージアムに行ってまいります!
■■今日の教訓(ポイント)■■
日々の行動を「カッコいい」か「カッコ悪い」かで判断する
カッコ悪いことはしない
■■以上■■