【No.1376】アイデアの作り方


『アイデアの作り方』という本を読みなおしました。

この本は『ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか』で参考図書として挙げられていました。

『ザ・プロフィット』は、利益を生み出す秘訣23パターンを、小説形式で学ぶ本です。

『ザ・プロフィット』の登場人物は、とある敏腕経営者が企業の立て直しを例に出しました。経営者は、専門外のはずの農薬についても、社員の科学者顔負けの知識やアイディアでもって社員をけしかけ、立て直しをはかりました。専門外についてもアイディアを出せた理由として、『アイデアの作り方』の方法を実践したというテイになっています。

『アイデアの作り方』は、帯にも「60分で読めるけれど一生あなたを離さない本」と書かれているほど、さらっと読めるのがいいところです。有名な本でもあります

『ザ・プロフィット』で知るまえに、『アイデアの作り方』はすでに購入して読んでいました。今回それを読み返した形です.。

『アイデアの作り方』の筆者のジェームスWヤングは、

・アイディアは組み合わせであり、
・アイディアを量産する方法は習得できる

と豪語しています

その方法として、5段階に分け

第一段階:資料集め をして、
第二段階:集めた要素から関係性を見出す としています。

言われてみれば、そんなことか程度のことです。

実際、僕が1回目に読んだあとは、それほど重要視できていませんでした。

だって、『アイデアの作り方』では、どんな資料を情報収集すべきかは書かれているけど、どれくらい情報収集すべきか書いてないんだもん(たぶん)

でも「アイディアは組み合わせ」であるなら、この「情報収集」が超重要なのです。

さて、この「情報収集」とは

『ザ・プロフィット』ではこんなふうに書かれています

ーー
最初に詰め込むということだ。最後ではなく、最初の48時間で読めるだけ読む。早い時期に何もかも忘れて没頭する。できるだけたくさん、できるだけ早く読む。頭が痛くなるまで読んで、それでもまだ読む。プロジェクトの一番初めの段階でこれをやるんだ。
ーー
(引用ここまで)

『アイデアの作り方』の第1段階の情報収集がこのレベルであると『ザ・プロフィット』を読むまで知りませんでした。

つづけて、『ザ・プロフィット』より

ーー
すると、どうなるか。不十分ながら非常に力強い知識の骨格を作ることができる。なぜか。後に実際のビジネスで遭遇する事実やアイディア、あるいは仮説が、その骨格に組み込まれて時間とともに進化していくからだ
ーー
(引用ここまで)

まさに『アイデアの作り方』の残りの段階の内容がここにあたります。

わたしたちが「なんかできないなあ」と思うとき

無意識レベルで「こんなにやっているのに」という枕詞が隠れているように思います。

「(こんなにやっているのに)なんかできないなあ」

でも、こういう場合は、えてして、他の人からみたら

「そんだけしかやってねえじゃん」なんですよね(笑)

「こんなにやっているのに」と思えるほどやっていないのであれば
そもそもお話になりませんが、

それなりにやっているのに「なんかできないなあ」と思うときには、

自分の行動の基準が成果を出している人の基準に満たず、単純に行動が足りていないのかもしれない

と疑うのがよいかもしれません。

ともにがんばりましょう!(笑)

ということで、今日も1日「優柔不断は誤った決定よりなお悪い」「あらかじめ○○していたら、あとで楽になる」という言葉を胸に、結果の有無に関わらず、人生と仕事に楽しんでいきましょう!

■■今日の質問■■

なんかできないなぁと思うとき
もしかしたら「こんなにやっているのに」と思ってしまっていませんか?

「こんなにやっているのに」のやっているレベルは、他の人から見ても「こんなに」でしょうか?「それほど」ではないでしょうか?

■■今日の質問②■■

『アイデアの作り方』という本はご存知でしたか?

知っていて読んだことがあるという方は、

第一段階の「情報収集」を「頭が痛くなるまで読んで、それでもまだ読む」レベルまでやっていますか?

■■以上■■

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