【No.1477】選択肢を潰していく

東京は引き続き晴れ。キンモクセイのいい匂いでご機嫌です。娘を幼稚園に送る間、いい匂いの元がどの花なのかを確認しながら歩いていきました。

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幼稚園の振り替え休日が近づいてきたので、どこかへ出かけようという話になりました。せっかくの平日休み。土日だと混むので行きづらいところを考えて思いついたのが「上野動物園」。娘はパンダを見てみたいと言っていたし、もうすぐ1歳になる息子も、先日お友達の家で犬と接したことで動物への興味が湧いたようで、ちょうどいいんじゃないかとわくわくしながら調べてみると……なんとその日は休園日。ガックリ。

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でも、ここで気づきました。この「上野動物園」が休園という選択肢が消えたおかげで、逆に次の行動がクリアになったのです。要するに、何かを決めるプロセスって、こうして一つ一つ潰していくことの積み重ねなんですよね。

こういう時、僕が心がけているのは、思いついたことを一つひとつ「潰していく」ことです。行く前に確認してダメなら即、次。無駄な手間は減り、逆に時間の効率が上がります。気持ちの面でも、思い込みや期待が削ぎ落とされて、行動はスムーズになるんです。

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ビジネスや日常の課題でも、この「潰していく」姿勢はすごく役立ちます。タスク管理や優先順位付けなんてまさにそうですよね。仕事への気分を乗せていきたいときは、まずは簡単に片付けられるものから順に処理し、時間のかかるものや重要なものを後で処理するなど、一つずつタスクを潰していくことで、全体の業務を効率化していく。

だから、何か新しいことを試したくなった時も、最初から完璧を狙うより、一つひとつ実際にやってみて、ダメなら次へと軽快に切り替えていく。結果的に無駄が減り、行動のテンポも上がるんです。

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消去法と言うとネガティブに使われることが多い気がしますが、選択肢が消えることで、悩む時間が短縮される。上野動物園の休園日に当たってしまったことも、見方を変えれば他の選択肢にすぐに移れるチャンスです。おかげで、動物園以外のもっと面白いところが見つかるかもしれません。

黒ひげ危機一髪ゲームでいえば、黒ひげが飛び出したら負けですが、「潰していく」姿勢は黒ひげ(自分)を救出するようなものかもしれません。

一つの選択肢が消えるのは、ゴールが遠ざかったように見えるけれど、実は次の行動がしやすくなる合図でもあります。「何かをしよう」と思ったら、思いついたことを調べて、潰していく。そうすることで、余計な迷いが減り、やるべきことが見えてくるのです。

さて、今日は上野動物園に行けなくなったおかげで、他のプランを考えることになりました。どこに行くかはまだ決まっていませんが、一つ潰れたことで、今度はもっと楽しい場所が見つかるかもしれません。そんな前向きな気持ちで、次の選択肢を探してみようと思います。

そんなふうに、選択肢が消えるのをネガティブに捉えず、次に進むための一歩だと捉える。それが、無駄なく前進するコツかもしれません。

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選択肢を一つひとつ潰していくことで、行動は確実になり、進む道はどんどんクリアになるんです。

■■今日の教訓(ポイント)■■

選択肢が消えることは落胆ではなく、次のステップへのチャンス。

一つ一つ潰していくことで迷いが減り、最適解が見えてくる。

■■以上■■

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