【No.1501】漢文がオススメです!



こんにちは、前のめりの藤倉です。

東京はいい天気でご機嫌です。めっきり冬の気温で寒いですが、冬といえば、今年も受験本番の時期が近づいてきました。塾講師として受験直前の冬期講習に向けて漢文を勉強しています。漢文がおもしろくてさらにご機嫌です。

漢文の問題が主題とするのは、権力者のあり方など、現代で言う帝王学の礎になるようなものが多く、官僚を育てたい東大なんかは今後も漢文をなくすことはないのかなと予想します。

だったら、楽しんだ者勝ちですね。

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「柔よく剛を制す」という言葉がありますが、孔子の弟子で性善説を唱えた孟子が、水を例にとって、柔らかいものの方が硬いものよりも強い、という話をしています。

「柔よく剛を制す」自体も現代に成語として残るほど重要だと考えられている言葉ですが、この言葉を孟子が紹介するときの文章の締めの言葉もとても興味深いです。

「正言は反するがごとし」

現代語訳は「正しい言葉は、常識に反しているようだ」あたりでしょうか。

「柔よく剛を制す」は、真実ではないように見えるかもしれないが、本当は正しいよね、ということでこの言葉が締めに使われています。

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正しい言葉は常識に反する

他の例でいえば「失敗は成功のもと」とかは最たる例かもしれません。あと、『嫌われる勇気』なんかも常識に反する例かもしれません。

僕は最近、よく思い出す言葉があります。

「私は悩んだら、怖いほうを選ぶ」

以前コーチングしてくださった方の言葉です。怖いと思うことにこそ活路がある可能性が高いということです。

最近いろいろと、本業の方もプライベートの方も、わちゃわちゃと手を出しては、あれこれ、ぎゃあぎゃあやっていますが、やっぱりどうしてもひとつひとつの作業については「怖い」とか「面倒」とか「恥ずかしい」といった気持ちが出てきます。でも、そう思うことにこそ活路があるんだと信じて、前のめりに邁進しております。これも一種の「正言は反するがごとし」でしょうか。

また、わちゃわちゃやっているので、周りの人から見れば無駄に思えるでしょうけれど、漢文には「無用の用」という言葉もあります。一見役に立たないと思われるものが、実は大切な役割を果たしているという意味です。この言葉自体も「正言は反するがごとし」ですね。

漢文は金言満載でおもしろいです。

今日も「正言は反するがごとし」を胸に、前のめりに邁進してまいります!

■■今日の教訓(ポイント)■■

正しい言葉は常識に反している

怖い、面倒、はずかしい

ネガティブに思うことの向こうにこそ
活路があるのかもしれない。

■■以上■■

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