【No.1481】ネイチャービンゴ


10月19日は快晴。前日の雨とはうって変わって、30度の暑い日でした。外出の予定があったので、雨も降らずご機嫌です。

近所のちびっこ祭りに参加してきました。おそらく近所の子供会が企画したイベントで、公園で、フランクフルトやかき氷、ジュースなどが出店に並び、水風船釣りや簡単なゲームがあって、小学生から幼稚園児まで大いに盛り上がっていました。こじんまりとしたお祭りですが、地域の温かさが感じられる良い雰囲気でした。

それぞれのゲームや出店の値段は50円から100円くらい。フランクフルトでも150円。手軽に楽しめる価格設定が嬉しいところです。その中で1つだけ無料で楽しめるゲームがありました。「ネイチャービンゴ」と呼ばれたゲームは、ビンゴのマス目には数字ではなく、公園内で見つける自然が書かれていて、例えば、木の実や、手より大きな葉っぱ、両手で抱えられない太い木の幹など、自然の要素を探してマスを埋めていくという内容でした。

自然を観察しながら進めるシンプルなゲームですが、探す対象が意外と見つかりにくくて、予想以上にハマりました。

例えば「木の実」は、簡単に思えましたが、実際は探すのに苦労しました。どんぐりや松ぼっくりのようなものをイメージして、公園を娘と歩き回りましたが、なかなか見つかりません。

また、木の幹にも様々な種類があることに驚かされました。「縦しま模様の幹」と言われれば、なんとなくイメージできると思います。しかし「スベスベの木の幹」と聞かされると、どうでしょうか。植物にそれほど関心を持っていなかった僕にとっては、すぐにはピンときませんでした。また、「横しま模様の幹」はどうでしょう? 横しまの幹は見つけるのに少し時間がかかりましたが、確かにあるんですよね! 

いろいろ順調に見つけていったのですが、簡単そうに思えた「木の実」は最後まで見つけることができませんでした。受付のおじさんに「木の実がなかったの?」と驚かれ、下ばかり見て歩いていたと答えると、彼は笑いながら「上をむいて、木の枝を見てごらん?」と一言。その場で見上げると、柿やさくらんぼのような実が付いているのを発見。ずっと地面ばかり見ていた僕たちは、上に実があることに全く気づきませんでした。

この体験を通して改めて思ったのは、「人間は見たいと思っているものしか見えない」ということ。

外を歩いていれば木々は視界に入っていたはずなのに、いろんな種類の幹に全く気づいていませんでした。また、思い込みとは恐ろしいもので、下ばかり見ていても見つからなかった木の実が、上を見れば答えがあった。

自分が見たいものだけが見えるのですね。

やはり、日常の中に少しの余裕を持つことが大切だなと感じました。ちょっと立ち止まって周りを見ることで、新たな発見があるものです。

その「余裕」というのは、これまで何度か書いてきましたが、やはり時間とお金の余裕です。時間の余裕を確保するためには、時にはお金で時間を買う必要が出てくることもあります。そう考えると、お金の余裕も重要になってきます。

ご機嫌でかつ、ちょっと立ち止まって周りを見られる余裕を持った生活を送るためには、このバランスをうまく取ることが大切だと改めて実感しました。

■■今日の教訓■■

日常に余裕を持つことで、思わぬ発見ができる。
見ようとしなければ、見えるものも見えないことがある。
少し立ち止まって周りを見渡すことで、新しい視点や発見が得られるかもしれない。
そして、そういった「余裕」を持つためには、時間やお金をうまく作り、使いながらバランスを取ることが重要だ。

■■以上■■

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