N-ZAP85を考える〜海女美術大学ガチエリア「初動」編〜
前置き
こんにちは。ヴぇるです。今日はN-ZAP85のステージ考察第一弾として「海女美術大学」の「ガチエリアの初動」について皆さんと一緒に考えていこうと思います。ここはスプラトゥーン2で僕が1番最初にxp2700を達成したステージとなっており、とても思い入れがあります。ステージの構造もスプラ2とほとんど変わっておらずスプラ3でも僕が大好きなステージの一つなのですが、唯一嫌いなのは初動鳩が飛んでいくのが邪魔な点ですね。これはスプラ3では修正されたんでしょうかね?ヤガラ市場の初動で段ボールが積まれているのも同じようなギミックですが、こういったちょっとしたこだわりを加えてくるのも任天堂らしいですよね。
前置きはこの辺にして海女美エリアの初動の考察の方を始めていこうと思います。
リスポーン後の3つの選択肢
僕はリスポーンから飛び降りたこの画像の時点で次に取る選択肢として左、正面、右の3つのルートがあると思っています。僕がN-ZAP85の初動として正しいと思うのは正面と右の2つだと思いますが、皆さんはどうお考えでしょうか?
ただ、特別正面と右が「良い」という理由があるわけではなく、左が「良くない」から自然と正面と右からスペシャルをためながらエリアに向かうのがいいかなといった感じです。ではなぜ左降りが良くないのか?
上の画像にzapが初動左降りをした場合に想定される状況を示しました。まず大前提として、初動左に降りることの出来る武器は「左広場で耐えつつ敵に圧をかけられる武器」だけだと僕は思っています。zapはメインの射程も短く、スペシャルも直接敵に圧をかけられるものではないので、初動左に降りても敵高の長射程(リッターやスピナー)と一つ上の段にいる中射程or短射程(現環境だとシャープマーカーが多いのでクイボで上からガンガン圧をかけられる)に押し込まれるだけで特に何も仕事をすることが出来ずに端に追いやられていく未来が容易に想定できます。では押し込まれると正面はどうなるか?
押し込まれると、味方と離れた所で孤立します。そうなると正面では自分以外の味方3人vs相手4人の人数不利が発生します。まだ誰もデスしていないのに、です。相手が孤立した自分についてきてくれれば正面で3vs3の人数同数が起きるかもしれませんが、相手視点では左広場で何もできないzapにヘイトを向けてカバーされるよりかは正面で人数有利を作った方が試合展開を有利に進められるので、経験上こういう展開になる可能性が高いです。もし自分が相手だったとしてもzapは無視して正面に詰めます。
こうなると、赤く塗りつぶした3番の味方が一気に押し込まれてデスが入ってしまい、初動に大崩れするといったことが経験上多いです。1番と2番の中後衛の味方が詰めてくる敵をやれるのではないか?と思うかもしれませんが、それは「味方が上手ければ」の話です。そもそも正面で人数不利を作られている時点で状況的には厳しいので、たとえば実力が拮抗したXマッチでは大体盤面通りに厳しい状況になります。
以上の理由で左降りは厳しく、リスポーン後の選択肢としては正面高にスペシャルを貯めつつ素直に向かうのが妥当だという結論に至ります。
自高に来たら次は右降りが無難
次は正面高に来た後の動きを先程と同じように選択肢形式にして考えていこうと思います。
大きく分けると、正面から降りるか、右から降りるかの2つの選択肢があると思います。これに関してはある程度人それぞれの好みがあっていい選択肢だと思うので、画像では正面降りを△で表しました。ではなぜ△なのか?
正面から降りた後、エリア内高台の壁に張り付いてそのまま高台の上を抑えにいく動きは良いと思います。ただその動きはある程度の対面力が必要な動きではあるので、今回僕が行っているような「再現性の高い動き」の考察をしていく上では例外としておきます。動き自体は悪い動きではないので、頭の隅に置いておくぐらいにしておいてください。
そうなると次に正面高に入らない場合。この場合正面からの敵に押されて左か右に流される場合が多いです。(画像5の①,②)
①の動きはどこかで見覚えがありませんか?そう、初動の左降りと同じように、初動左広場に入ってしまっている状況(画像3参照)になっているのがわかるかと思います。すぐに初動左降りした場合と時系列は若干ズレてはいますが、左広場に入ってしまうと全体的には同じような状況に追い込まれます。よって、①は厳しい。
次に②の動きを考えていきましょう。
画像を見てください。右に降りた味方が泣いていますね。その理由はどこにあるのでしょうか?それは、自分が正面に降りたのにも関わらず右に寄ってしまったことで必然的にエリアの左側を相手に渡してしまい、自分達が「挟み込まれる形」となってしまった為です。こうなると画像のように盤面的にも厳しくなります。
以上より、エリア内高台を確保できるだけの対面力がある、もしくはエリア左をキープするだけのキャラコンと敵位置把握力がある場合は正面降りでも全然良いと思いますが、「再現性の高い動き」を考えた時に厳しい状況にもなりうるので、結果として正面降りは△という結論に至りました。
では最後に右降りが○の理由、そしてその後の動きについて端的に考察します。
右降りのメリット
右降りが○の理由は、簡単に言うと「右は引ける場所も確保しつつ、右にいる相手に圧をかけることができる」かつ、「正面降りをzapよりも適任である武器(高台を取る火力のある武器や左に圧をかけられる射程、機動力のある武器)に任せることでチームとしてプラスになるから」です。正面にいわば「強武器」に入ってもらえれば、右手前に一気に押し込まれるリスクも減るし、高い位置でヘイトを持ってくれるので右手前からカバーに向かうことも可能になります。
では最後。右手前にzapが入った時に気をつけることとしては、
大体ブロック裏に敵が1人降りているので(中射程や火力の高い武器の可能性が高い)警戒しつつ、対面するのであれば上手く右奥のブロックを遮蔽物として使って対面する、引くのであればスロープを使って高台まで引く(ただし、引いた後もちゃんと高台からその敵を見る)といった点でしょうか。画像にもある通り、高台にキューバンを投げると高台を取りに行こうとする味方のサポートが出来るので結構投げ得です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。以上が海女美術大学ガチエリアの初動の考察になります。本当であれば1つの記事で1ルールステージを取り扱おうと思ったのですが、大分長くなってしまったので初動、抑え、打開と分けることにしました。
もし感想、意見等あればコメントして下さると嬉しいです。
では次回「海女美術大学ガチエリア抑え編」でお会いしましょう。最後に僕の自炊ごはんあげておきます。まじはらへった
普段の配信→https://www.openrec.tv/user/rou_nin
zap指導(実績多数)→https://skilltown.jp/mypage/profile/31027
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?