ジムが楽しくなってきた
コロナ禍に入る前、2019年の後半に頸椎症性神経根症と言う厄介の病気で、症状が悪化し、泣く泣くジムに通うのをやめた。ジムも解約し、今まで大好きだった筋トレをやめなければいけなくって、ものすごく寂しい思いしたのを今も覚えている。
世界中がコロナ禍に突入した2020年から出勤したり、テレワークで家に閉じ込められたり、体をどんどん使わなくなり、単に筋肉が落ちた、筋力が落ちたと言うだけでなく、日常生活をするだけでもやっと位体が鈍ってしまった。
2022年、やっぱりこのままだとまずいと思い、でもまたジムに行くと、症状が悪化してしまったらどうしようと心配になったり、でもこのまま体力を落ちていくのもまずいしなぁと悩んでいる矢先、家から徒歩5分のところに小さな新しいジムがオープンした。
そのジムはどちらかと言えば女性向けと言うような印象で、思わず電話で問い合わせをしてみたら、別に女性向けと言うわけではないと言うことで、見学に行くことにした。
ジムはとにかく狭くて、マシンがぎっしり詰め込まれていて、導線がほとんどないような状態だった。だけれど、パワーラックはあるし、スミスマシンもあるし、ダンベル用ベンチも3つもあるし、かなり狭いとは言え、それなりのことができると思った。何よりも重量にこだわってしまう。自分からすると、パワーラックもプレートを目一杯積んでも120キロまで、スミスマシンもプレートを目一杯積んでも120キロまでと言うところで、まぁ無理をするにも限度があると言う設定が気に入って、即入会することにした。
ついでにジムの中では、隣のマシンでプレートが空いていたとしても、移動させて高重量をやらないでくださいと言うような張り紙までしてあった。
ところが即入会したものの、なんだかんだ腰が重くなっていたこともあり、1年幽霊会員になってしまった。2023年の1月、さすがにこれはまずいと思って、メニューを組んで通うようになった。
通い始めて最初の3ヶ月ぐらいは、とにかく体力が落ちていて、ダンベル3キロ、ダンベル5キロで精一杯と言う位、とにかくしんどかったのを覚えている。
年齢的な問題もあって、なかなか筋力も戻らないと言うこともあって、最初の半年は結構しんどかった。
いちどジムを退会して、コロナ禍をきっかけにトレーニングから遠のき、再びジムに通うようになって気づくことがたくさんあった。
自分では良いと思っていたトレーニングフォームに間違いがあったことや、メニューの組み方にも問題があったということがよくわかった。
2023年の後半から、どんどんトレーニングフォームやメニューを改良するようになって、驚いたことに以前より筋肉のつきが良くなった。
今まで苦手だった種目や、今までなかなか伸びなかった種目、これらが一気に解消するようになってきた。
もちろん首の問題があるので、上半身のトレーニングをやった翌日、翌々日あたりは結構首が辛いなと感じることもあり、やはり無理はできないんだなぁと思う事はあるものの、フォームを工夫することでかなり回避できると言うこともわかってきた。
以前はベンチプレスで80キロ、90キロ起こしてくると、だんだん首の痛みが出てくるようになり、2、3週間はベンチプレスできないと言うような状況を繰り返していた。
ところが、少しフォームを工夫するだけで、今は100キロでもできるようになり、翌日、翌々日の首の痛みも以前ほどではなくなった。
とは言え、もちろんこれ以上無理はできないので、自分の中では100キロまででストップをかけている。
いろいろ制限をかけつつも、トレーニング自体が楽しめるようになってきたので、ジムに通うのがとにかく今は楽しい。
まぁ、喉元過ぎればという言葉があるように、最近はもう少し広いジムに行きたいなとか、もう少し重量があるジムに行きたいなぁなんて思ってはいるんだけれど、そう思うたびにブレーキをかけるようにしている。
本当に首から下麻痺を起こしてしまうと、ジム通いどころか、日常生活だってできなくなるわけで、ついつい調子に乗ろうとしてしまう。自分にブレーキをかけなければいけない。
でも、何よりも、今はとにかくジムが楽しくて、昔パワーリフティングに進みたいなと思っていた矢先に、頸椎症性神経結婚症と診断されて、泣く泣く諦めていた自分がいたんだけれども、今再び、パワーリフティングに進めなくても、自分なりにジムを、筋トレを楽しむことができて、本当に嬉しいと思う。
まぁ、死なない程度に楽しんで、がんばります。
※キーボード入力をするのがめんどくさくて、音声入力をしたので、所々、変な変換があるかもしれませんが、ごめんなさいw
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