見出し画像

秋の夜長

昨日送られてきたビートに載せるリリックを考えようと散歩していた。

急に寒くなってきて、長袖に着替えてからずっと地元をウロウロしていたら、ふと自分がもし別の地で生まれ育っていたらどうなっていたんだろうって頭によぎった。

僕はよくこういうことを考える。もしかしたら昔のnoteにも同じことが書いてあるかもしれない。
特にそれを強く感じるのは浜辺で江ノ島方面を見ている時だ。

今から江ノ島はどんどん冬仕様になって灯台が紫色に変わる。神奈川で彼氏彼女がいた高校生なら誰しも1回は行ったことあるだろう、サミュエルコッキング園だ。昔僕も行った記憶がある。

その江ノ島に向かって光が点々と線のように連なっているのは国道134号線を走る車のランプ。その光景を見ていると海に光のラインができているようで、僕は個人的にとても好き。

そのつたいに平塚や茅ヶ崎、藤沢、鎌倉が見える。もしそっちの湘南の方で生まれていたらどんな学生生活を送っていたんだろう、人間関係はどうなっていたんだろうとか今の自分とは全く違う存在になっていたのかどうかをぼーっと考えてしまう。

僕はそういう意味のない妄想みたいなのが結構好きだ。起こり得ることはないし、考えるのに疲れると勝手に辞めてしまう。けれど1人で夜の海を歩いているとやらなきゃいけないことから一旦解放されたような気分になれる。外にいながら1人の世界を感じれるから僕にとって秋冬の寒い海はとてもありがたい。

そうやってふと思ったことは曲の歌詞に入れたり、こうやってnoteに書いたりしてみる。別に意味はないのだけど僕は何かを言葉にすることが人並み以上には好きなんだろうなって思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?