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今更分かること

昨日の夜彼女と電話した後、
自分自身の中高生時代を振り返っていました。

僕は10年間陸上競技部に所属していて今思えば学生時代の(今もですが)思い出はほとんどが部活動だったなと思います。

なんで僕は陸上を続けていたのか

以前はもう二度とやらないと思っていました。
集団スポーツをやりたかった時期もかなりありました。
けれど今更になって陸上をやっていて良かったなと感じることができるようになった気がします。

陸上競技、個人スポーツの良さとは
自分と向き合い、自分を超えることにある

それが最近考えていた答えです。

経験がある人じゃないとわからないことですが、陸上トラックというのは
皆が想像している倍以上に広いです。またその周りには応援しているたくさんの人がいて一般人の人も見ています。しかも競技前になれば同じ舞台に立つ人は最大で8人しかいません。(短距離であれば)

彼らは全員敵で
自分よりもガタイがいい人、とんでもなく早いとわかっている人、それぞれ殺気放ちながら違うレーンに立っています。

途轍もないプレッシャーとストレス、会場の広さから孤独感がものすごいです。

そんな状況で誰よりも早く走るためには何にも動じないメンタルが一番重要になります。お前らよりも俺は速い。そう思う必要があります。

本番ビビらないように毎日練習すること。
顧問に怒鳴られながらストレスに耐えること。
どうすればもっと速く走れるのか、毎日記録と映像を撮りながら自分を分析すること。

それらの過程があってやっと自分の記録を更新することができ、どんなに高いレベルの舞台に立ったとしてもプレッシャーに負けないメンタルを作ることができます。そして怯えていた過去の自分を笑えるくらい強い自分になっていることに気が付きます。

僕は今ようやく、この時の経験が大切だったなと実感することができました。大学にいれば自分よりも立派なことをしている人、かっこいい人、成功している人、さまざまな人がいます。

でもそんな時に一番大切なことは他人を見ることじゃなくて、自分を見ることです。陸上から学んだ自分を分析することです。
目指す目標が決まっているならそのために〜ヶ月で何を達成すればいいのか
もっと細分化して〜週間で何をすればいいのか
じゃあ今日は何するのか

逆算して今何すればいいのか考える
その積み重ねがうまくいけば、半年経ったらもうその時の自分は超えています。

昔、4×400m県決勝で強豪校相手にトラックで競っていた自分を思い出せば
今僕がいる環境なんて遥かに緩くて

もっとできるな、と思いました。

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