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「運命的な出会い」はいつだったか(2)

「音楽」好きではない私がヴィジュアル系を聴き始めたきっかけ

1)の冒頭で触れた通り、私が中学生の頃、仲の良い友達がヴィジュアル系にはまっていた。
私が中学生の頃は、ヴィジュアル系全盛期ではなかったものの、ネオヴィジュアル系世代*の全盛期だった。
(90年代のヴィジュアル系全盛期に生きていたかった…と何度思ったことか)
(*諸説ありますが、ここでは全盛期ヴィジュアル系バンドに影響されて結成された、2004年代頃に台頭してきたヴィジュアル系バンドを指します。)

周囲がそんな感じだったので、「音楽」は身近でなくとも、「ヴィジュアル系」は私の身近にあった。

当時の私は、特定のアーティスト**ばかり狂ったように聴いていたのだが、ある時突然、他の音楽も聴いてみたくなったのだ。
そのきっかけとか理由とか、そんな大層なものは特になく、ただただ私の気が変わっただけであった。
(**もし気になる方は(1)の記事をご確認ください)

…そんなわけで当然友達に聞いてみるのだ。
「おすすめのCD借してくれない?」

そこで借してくれたのが、ヴィジュアル系の音源をメインに、友達が好きな曲をMixしたCDだった。
シド、MUCC、Janne Da Arc、RADWIMPS、ELLEGARDEN、L'Arc〜en〜Ciel、宇多田ヒカル、SCANDAL etc…の曲が入っていたように思う。
おそらく当時の私は「音楽」に飢えていて、おすすめされたものは幅広く好きになっていた。
正規音源を含め、何枚ものCDを借りては返して…、を繰り返していた。

そういえば、この頃AKB48のセンターがあっちゃんだった時代なのだが、友達から借りたCDの中にAKBも含まれており、まんまと好きになってしまっていた。
今でもあっちゃん時代のAKBの音楽は好きで、たまに気分転換に聴くことがある。

とは言え、この頃は誰かの音楽を特別好きになる、ということはなかったのだが、強いて一番好きなアーティストを上げるなら、「Janne Da Arc」かなぁ…くらいの温度であった。
おすすめしてもらった音楽は、みんなほどよく、まんべんなく好きだった。

ちょっとだけ見栄を張ったあの頃

高校生になると、中学時代のヴィジュアル系が好きな友達とは学校が別々になっていた。
高校は比較的知人が少なめの環境だったので、新しい友好関係を築くことが必須となった。

入学したての頃、自己紹介シートを書く機会があった。1年生は全員書くことが必須で、廊下に掲示されるもの。
具体的に何を書いたか詳細は覚えていないのだが、趣味を書いたことだけは今でも覚えている。(出身中学も書いたようなそうでないような…)

趣味を書いたことを覚えているのは、少しだけ見栄を張って書いたからだ。
正直、当時の私に趣味らしい趣味はあまりなく、おそらく書くことに困ったのだと思う。
それで当時、「音楽を聴くこと」と書いてあれば無難で良いのではないかと思ったに違いない。
新しい友達もほしかったので、何を聴くかも書いてあると良いよな…、と書いたのが「Janne Da Arc」だった。ジャンヌはかっこいいし、間違いないだろうと思ったのだ。
(今思うと、友達を作ることを優先させるのであれば、ジャンヌは少し世代的に古かったな…と思う 笑)

まだ運命的な出会いを果たさない…

(2)で「運命的な出会いはいつだったか」を完結させるつもりでいたのですが、色々思い出すと、意外と運命的な出会いまでに時間を費やしていたので、もう少しだけお付き合いいただけるとありがたいです。。
自分でも長くてびっくりです 笑

1つの記事が長すぎると読みにくいよな〜、と分けている意図もありますが、シリーズもの(?)が続きすぎても読みにくいですよね。
次の(3)で「運命的な出会い」果たさせます 笑。

今日のBGM

👥 the GazettE
♬ 大日本異端芸者「ガゼット」 名義時代の曲色々…

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