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VRCの技術や、関連業界やアバターに関する技術などを紹介した記事を集めています。
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#アバター

【インタビュー対談】第三者にアバターが認識されたときに起こり得ることは?アバターを通したどういう体験が求められていくのか?

前回に引き続き、東京大学の鳴海准教授へインタビュー対談という形でお話を伺います。VR・AR研究の第一人者である鳴海先生に様々なテーマでお話しいただいております。 前編では、研究を始めたきっかけや感覚や認知のお話、生成系AIの台頭についてなどお話しいただきました。 後編では、アバターを第三者に「自分」と認知されるとそれは自分だけのものではないというお話や、アバターのもたらす良さ、今後の展開予想などをシェーと共にしていきます。 ■アバターを第三者に「自分」と認識された時に起こ

【インタビュー対談】東大鳴海先生がVRの認知や感覚の研究を始めたきっかけは?生成系AIの登場をどう考えているか?

今回は東京大学の鳴海准教授へインタビュー対談という形でお話を伺いました。VR・AR研究の第一人者である鳴海先生に様々なテーマでお話しいただいております。(聞き手はVRC代表のシェーです) 視覚や触覚を変えることでどう認知が変わっていくのか、という点について興味をもち、VRの研究などを始めた鳴海先生。研究を始めるきっかけになったきっかけから始まり、どう認知していくことで自分の体であると認識していくのか、など興味深いお話を伺いました。 自分が行動したと感じるまでの内部認知にはパ

ChatGPTやAIアバターなど、最近AIの進化がすごい!私たちは加速度的に進化するAIとどう付き合うべきなのか?

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 最近AIの進歩がすごいですよね。昨年から画像生成AIや文書生成AIが話題になっています。 今回はそんなAIのトレンドについて取り上げてみたいと思います。 midjourneyができた時もすごく話題になりましたが、ここ最近SNSで話題になっていたのはカメラアプリSNOWの出したAIアバターです。 AIアバターとはSNOWの機能で、自分の顔写真10枚〜20枚を送ると色々なパターンの自分に似ている画像をAIが作ってくれる

CEATEC2022レポート〜最新技術と3Dアバターはどうコラボできそうか?〜

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 10月18日〜10月21日に幕張メッセにてCEATEC2022が開催されました。リアル開催は実に3年ぶり!一般公開もされ、会場は賑わっていました。 今回はCEATECで気になった展示などのご紹介と、これから私たちの生活にどう関わっていきそうか、3Dアバターを結びつけたらどうなるのか?などの考察をしていきたいと思います。 ■盛り上がっていたMETAVARSE EXPO2022ブース先日、関係者向けに開催されていたMET

VRMアバターをVRChatにアップロードしてQuest対応させた記録を公開します

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 昨年の夏に、バーチャルマーケットに行くため、自社のスキャナで作成した3DアバターをVRchatにアップロードする記録を公開しました。 あれから半年余りたち、今世間では”メタバース”がトレンドワードになっています。 私も新しいアバターを作って、メタバースを体験したいと思い、今回VRMデータをVRChatにアップロードし、さらにMeta Quest対応のアバターにセットアップもし直したのですが、それがとてもとても大変な道の

Google が発表したPHORHUMって何?

皆さんこんにちは、VRC note編集長の八重樫です。 先日、Googleが研究開発しているPHORHUMというサービスについての論文が発表されました。 論文によると、PHORHUMというのは、写真からリアルな3Dモデルを作り出すことができるそうです。写真上で見えていない部分についても、推定して画像化することができる技術となっているようで、これができることで現在需要が増している仮想現実での利用やバーチャル試着などの利用に役立てることができると想定しているようです。 今まで

Googleが新しいスマートグラスを発表!ARを活用した同時翻訳が可能になるようです

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 先日、Googleの年次開発者会議「Google I/O 2022」が開催されました。 開発者会議の中で、いろいろな新しい発表がありましたが、その中で気になったのは新しいARグラスの発表です。今回は開発中のARグラスについての開発動画が流れました。どんな動画だったかというと、何人かに開発中のARグラスをかけてもらい違う言語同士でコミュニケーションをしてもらった際の使用感をまとめた動画で、短いものではありましたが人々の感