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VRCの技術や、関連業界やアバターに関する技術などを紹介した記事を集めています。
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CEATEC2022レポート〜最新技術と3Dアバターはどうコラボできそうか?〜

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 10月18日〜10月21日に幕張メッセにてCEATEC2022が開催されました。リアル開催は実に3年ぶり!一般公開もされ、会場は賑わっていました。 今回はCEATECで気になった展示などのご紹介と、これから私たちの生活にどう関わっていきそうか、3Dアバターを結びつけたらどうなるのか?などの考察をしていきたいと思います。 ■盛り上がっていたMETAVARSE EXPO2022ブース先日、関係者向けに開催されていたMET

CVPR 2022に論文が採択されました!

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 先日、Googleが出した技術論文の紹介をしましたが、実はVRCも今年のCVPRに研究論文を提出し、見事採択されました!! 今回はその論文の内容についてご紹介したいと思います。 ■CVPRとは?CVPR(Conference on Computer Vision and Pattern Recognition)とは、毎年アメリカで開催されるコンピュータビジョンに関する世界トップレベルの学会です。コンピュータビジョン

MetaHuman Creatorをエンジニアと体験してみました

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 4月に一部の界隈で話題になったニュースがありました。 デジタルヒューマンとは、CGで作成した仮想の人体モデルで、最近いろいろな企業なども広告塔として活用しています。 でもこのデジタルヒューマン、今まではプロの方がすんごい時間をかけて作り上げるものでした。 それが今回、エピックゲームスの「MetaHuman Creator」を使うと、素人でも簡単に短時間でデジタルヒューマンが作れるようになったらしい、ということで話

VRMアバターをVRChatにアップロードしてQuest対応させた記録を公開します

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 昨年の夏に、バーチャルマーケットに行くため、自社のスキャナで作成した3DアバターをVRchatにアップロードする記録を公開しました。 あれから半年余りたち、今世間では”メタバース”がトレンドワードになっています。 私も新しいアバターを作って、メタバースを体験したいと思い、今回VRMデータをVRChatにアップロードし、さらにMeta Quest対応のアバターにセットアップもし直したのですが、それがとてもとても大変な道の

テキスト入力だけで、3Dアバターとモーションが生成できる技術が開発されました!~最新技術紹介~

皆さんこんにちは。VRC note編集長の八重樫です。 SIGGRAPH 2022という世界最大のコンピュータグラフィックスの国際会議に採択された技術論文(AvatarCLIP: Zero-Shot Text-Driven Generation and Animation of 3D Avatars)が面白かったので、今回ご紹介したいと思います。 どういう内容かというと、自然言語でテキスト入力をするとモーション付きの3Dアバターが完成するというシステムです。 例えば「I