現代アート関連 読書メモ #アートブロックチェーン
久しぶりに書籍を5冊まとめ読みしたので、簡単に読書メモ残しておきます。
読んだのは以下の5冊 いずれもこれまでの自分の情報領域にない内容でしたので新鮮でした。
村上隆さんの「芸術企業論」
何度も「文脈」という」言葉が使われています。
文脈は英語で「コンテキスト」、「背景」とか「前後関係」とかで説明されているこの言葉、いまのビジネスパーソンにも大切な言葉
村上隆さんは、この中でこう述べてました
世界基準の「文脈」を理解するべきである
日本のサブカル的な芸術の文脈をルール内で構築し直し、認めさせる。これが欧米の美術の世界で生き残るための僕の戦略でした。ぼくは、日本のサブカルチャーをハイアートに組み込むことで、欧米の美術の世界における新しいゲームを提案してきましたが、・・・・
2003年にこのフィギュアが6800万円の価格をつけたのは、なんとなく記憶に残っていたのですが、これまでの村上隆さんの戦略、文脈を理解すれば納得がいきます。
2冊目は「アートの価値」 著者マイケル・フィンドレー
著者はアートディーラーだそうです。
50年にわたってアートの売買をされていた著者が海外のビジネスアートシーンを語ってくれる本です。
3冊目は「巨大化するアートビジネス」
ジャーナリストのダニエル・グラネが書いた本。
2015年7月第一刷 2019年10月第四刷まで発行されている本
7兆6200億円規模のアート業界を動かしている「100人」とは
億万長者はなぜアートに大金をつぎ込むのか?
アートを利用する高級ブランド
などなど、読みたくなるテーマを掲げて書いてくれてます
4冊目は「脱石油・AI・仮想通貨時代のアート」
著者 宮津大輔
元広告代理店で現在森美術館の理事をされている最新の現代アート市場の現状で、ブロックチェーンにまで言及されています。
5冊目は「現代アートとは何か」著者 小崎哲哉
この本には、先の4冊にはなかったテーマがあります
現代アート採点法
各作品に評価ポイントを設けて、採点しています・・・なんだかわかるようで全くわからない評価方法・・・
結構毒舌気味に日本のアートシーンを嘆いています
いま、芸術大学で教鞭をとっているアーティストには、1980年〜1990年代の「絵画の復権」に影響された「絵画バカ」が多い。そういった教員に背中を押され、画家志望の学生が拡大再生産されているのではないか・・・
最後に
ちょうど2020年7月31日に森美術館で「現代美術のスターたち」という展示が始まるそうです!楽しみ!!!
村上隆さんの等身大フィギュアも展示されるみたいです!
以上
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