
ミルグラムの電気ショック実験の真相とは?! 180度見方が変わった本 「Humankind 希望の歴史」 #読書メモ #Huma
けんすうさんが今年一番おすすめの本だとのことでしたので、早速読んでみました!
今年読んで一番よかった本は「Humankind」かもしれません。人間は生まれながら悪で、文明や法律がないとすぐに獣のようになり暴力と恐怖が支配する世の中になる・・・というのはよくフィクションで描かれますが、真実ではない、というような本です。https://t.co/LbmEI4KQoW
— けんすう (@kensuu) August 21, 2021
まだ学生の時にいくつかショッキングな事実を知った中で、一番ショッキングだったのは、「ミルグラムの電気ショック実験」
ただボタンを押すだけの実験なのに、人間の悪の面を徹底的に検証されていたので、多くの人の心に影響を与えた実験。
閉鎖的な状況における権威者の指示に従う人間の心理状況を実験したものである。アイヒマン実験・アイヒマンテストとも言う
アイヒマンとは、数百万人におよぶユダヤ人を強制収容所への移送に指揮的役割を担ったドイツ人。
映画にもなったこの実話の真相をこの書籍は暴いています
・ミルグラムは、この実験の中で、被験者の中に「スター」被験者を見つけ、テレビでセンセーショナルなインパクトを与えるように仕向けていたこと。
・ミルグラムの台本通りに動こうとしない被験者は、強いプレッシャーをかけられていたこと。
・この実験を分析したところ、実験者が高圧的になるにつれて、被験者がいっそう服従しなくなることがわかったこと。
あまり書きすぎるとネタバレになるので、ここまでにしておきます。
大きな影響を受けた実験だっただけに、この本を読んで、そのダメージを大きく軽減できた書籍でした。
まだコロナが沈静化せず暗いニュースばかりな2021年ですが、この本を読んで人間の善について前向きに考えることができるようになった気がしました。
下巻もあります
この書籍に登場する「ハンナ アーレント」のこの映画も合わせて観てみたいです
以上
いいなと思ったら応援しよう!
