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実写VRの歩き方7(VR制作のレベル)

これはRICOH THETA V~360度静止画(VR)で撮影したもので、誰でも撮影出来る。 又、2019年5月にRICHOはVRカメラのフラッグシップモデルとしてRICOH THETA Z1を発売している。気になるのはTHETA Vと同じように内蔵メモリー 約19GBでSDカードが使えない点だ。それ以外は一般的に扱いやすい国内製品なのである。

VRでの動画作品をと思うと、もう少しスペックの高いカメラの方がいいが、といって、上記のカメラが使えないわけではない。VR撮影としては十分だ。下はTHETA Z1。


スペックや機能の高いカメラというのはやはり何が違うかというと、撮影解像度(4Kとか8K、12Kとか)それに360度だけでなく立体映像=3Dで撮影できるか、180度編集ができるか、ブレ軽減の滑らかな動画を再現できるか(スタビライザー)などの差がある。 だからそれなりに高価になるのは仕方がなかろう。

その結果、360度 、3D、空間音声、動画制作技術、空撮 など沢山の要素技術=デバイスや 編集するアプリを使ってンテンツをクリエイトできたらビジネスの土台もできよう。 

さて、VR360度撮影をしてほぼ自動的にスティッチ(画像をつなげる)をしてくれて、動画や静止画まで完了するのは、最近では手軽にできるようになっている。RICOH THETAシリーズや、Gear360など提供されたソフトで簡単に編集でき、パソコンをかじっていればおそらくスイスイできるだろう。 少し前までスティチすらままならない時期があったので革新的な進歩だ。

ただスティッチして文字入れ動画などでつなげるなんていうのは趣味レベルでいいのですが、作品としてプロフェッショナルなコンテンツとしての動画制作となると映像プロデューススキルや動画編集スキルが必要だ。    CG制作スキルがあれば、なおいいだろう。

GEAR 360。4K360度でのカメラ内部では。↓のように魚眼2つのレンズの動画になっているのでその後、360 Action Directorというソフトでエクイレクタングラー(equirectangular)方式の動画にする。正距円筒図法という。これだけでも問題なくHMD(VRゴーグル)やスマホでも鑑賞できるようになる、スマホ内部で全天周動画変換をしたらそのまま見ることができるようにアンドロイドアプリも公開されているし、YoutubeにUPすることもできる。

こうして変換された動画を、いち早く臨場感をもって楽しむには、前述したオキュラスなどのHMD(VRゴーグル)をして鑑賞するが、2019年現在最もおすすめだ。 ただ、スマホのような小さな画面であればそれなりに満足して見られたものが、HMDにて目の前に拡がるVR動画を見た時、何の知識もなくそれだけをただUPしただけでは、画質が粗かったり、自分の想像していた映像とは違って見えてがっかりするだろう。

そのためには、ある程度は編集を施すのがベストなのである。↓のVR動画は360度動画である、確かTHETA Vでの2018年に4K360度撮影をしたものである。↓のような小さな表示では解像度もそれなりに高くみることができるがHMD(VRゴーグル)を装着してみた時は比ではないことが分かる、画質が粗いはずだ。

東京のアメヤ横丁通りを筆者が歩いて撮影したものである。

次に↓のVR動画をみてもらいたい。

6Kで360度3D撮影のできるカメラで筆者が撮影して、動画編集したものである。

これであればHMD(VRゴーグル)でみても、とても解像度も高く満足した全周の立体映像を楽しめるはずだ。

このように動画制作のレベルも、カメラの種類でもかわり、その後に撮影した動画をどれだけ編集過程で、よいものに仕上げられるかが、実写VRではポイントになる。

時代はカメラ自体の解像度を追求しておりスぺックも益々高くなっているが、その後の編集作業やツールも重要なファクターになる。

次は撮影機材、撮影の仕方などについてお話したい。

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