VRのむのむ
Virtual Reality Specialist(日本バーチャルリアリティ学会公認)の筆者が、2045年のシンギュラティ世界にむけた1つの要素、VR(バーチャル・リアリティ)世界を今こそ堪能しようと、 その中でも入りやすい実写映像(ハンディカムで家族の動画をとったように)をベースに撮影したVR動画いかにして編集し作品としたらいいか、VRスペシャリストが1歩づつ丁寧にお話していくマガジン。
さて、VR動画を撮影した後、前述したメーカー提供のスティッチングアプリをダウンロードをし、まずそのソフトで、市販されているVR編集のできるソフトで展開できるように書きだします。書き出す際には、素材となる撮影した動画が平面360度なのか180度なのか、立体360度で上下配置なのか左右配置なのかを指定できる。 編集を俯瞰してまずみてみるとおおよそ以下のようになる。この図を基に以下の編集ソフトがどの位置にあるかをイメージされたい。 3D処理ができるは2019.8月現在、Adob
VR動画は、全天周360度と180度と2種類の動画として撮影されることが多い。 「360度4K」というスペックの場合4Kという言葉に惑わされて高画質と考えがちだがこれは解像度は90度1Kとなり180度2Kに近い画質となのでさほど高画質にはならない。ピクセル数ももちろん重要だが、もう1つ送出ビット数も動画再生時に重要になるファクター、これはレンダリングの話になるので別の章で解説したい。 ところで、以前VRセミナーへ行った時、多くのセミナー受講の生徒(お客様)がノートパソコンを
実写VRは、これまで述べてきたように、カメラの種類が色々とありそのカメラの大きさもマチマチ、ハンディなものから、固定設置しないと撮影がしにくいものなど。 三脚。撮影に欠かせないものは従来のビデオ撮影やカメラ撮影と同じでまずは、三脚である。360度カメラは全周天=その世界すべてを映すので当然三脚も映ることになるので、眺めた時の映像への視点で気にはならないのであれば何もしないが、編集で消去したり、ぼかしたり(ブラー処理)して修正することが多い。又、水平を確認できる水平器もあっ
これはRICOH THETA V~360度静止画(VR)で撮影したもので、誰でも撮影出来る。 又、2019年5月にRICHOはVRカメラのフラッグシップモデルとしてRICOH THETA Z1を発売している。気になるのはTHETA Vと同じように内蔵メモリー 約19GBでSDカードが使えない点だ。それ以外は一般的に扱いやすい国内製品なのである。 VRでの動画作品をと思うと、もう少しスペックの高いカメラの方がいいが、といって、上記のカメラが使えないわけではない。VR撮影と
実写撮影に使用するマイクは、こういう無指向性モノラルマイクも ボーカルで使うような モノラルマイクは品質は関係なく使わない。 じゃあ どういうマイクがVRにはいいのだろうか。それはAmbisonics(アンビソニックス)方式つまりは空間音声(SPATIAL AUDIO)360°(空間音響マイク)を録音できるマイクシステムがベターなのである。 最低でも2CHステレオマイク、この場合は180度VR撮影でステージなどの空間では良しとしたい。 これはTASCAM XY方式ステ
実写VRの歩き方というマガジンを記載しつつあるけれども、いつもこんな格好で山を海を歩いているわけではありません。 実写VRを撮影して多くの人にその楽しさを味わってもらう、現実のような大自然を家で満喫していただこう、今日は実写から離れた番外編。 誰かが病の床にあれば出かけていって、「アルプスの頂上をベッドから眺めてください」と言い、いつかいってみたいところがあれば、そこへ出向き現実さながらの3D映像を全天周で目前にみせてあげることができる。 実写はそんなことが手軽にできま
VRゴーグルといったり HMDっていたり ごちゃごちゃにならないように整理をしたい。 VRゴーグルとは VRヘッドセットということもある。 スマホを挟んで利用してそこに映し出された左右分離された動画を視聴するものである。もう1つは価格的にはUPするけれどVRを堪能するにはHMDというゴーグル?である。 これは VeeR Falcon VR Headsetで30ドルぐらい。amazonで3,590円だった(2019.8) しかしこれはスマホの重量や操作性の面では今一歩と筆
さて、📷VR CAMERA選びとして全回では 比較的リーズナブナ予算で購入できる(私が所持できたので)VRカメラをご紹介したが、もっとグレードの高いものを!! という VR兵向けのものがある。といって前回紹介したものが劣るというわけでは決してない。 やりたいことに応じて選択をすればいいに決まっている。 グレードの高い製品として、まず、insta360Pro,Pro2というもの。中国のメーカーのものである、といっても今やVR(AR,MR)のカメラの先駆的な企業は深圳に集まっ
VR実写撮影できるカメラは、デジカメのように星の数のようにない。 日本で有名なものは リコーの出している THETAシリーズである。 ところで VRカメラとは何か? というところから さらっとお話しておきたいと思う。 (関係ないけどこのワンちゃんは家で飼っているワンちゃんのさくらです) VRカメラは 撮影種類は 動画と静止画 静止画では純粋な1枚撮りタイムラプス機能があるもの、撮影後に色彩などの調整(カラーグレーディング)できるi-Leg撮影できる
昨今のVR技術でその応用はこれまでの映像経験や視覚以外の五感で感じる人工的な場所、エンタメでもいいのだが、これまでに存在しないような空間や実写されたそのものに近い空間映像を個人に提供できる技術である。 一番近いVR的な既存の空間は「プラネタリウム」だろう。自分のまわりに繰り拡がる現実と見紛うばかりの世界を視覚と聴覚で体感できる。ある時は宇宙へある時は世界のどの場所へも、リアリティをもって、経験できる場所である。この典型的なプラネタリウムは現在のVR技術ではHMDを装着して同
Virtual Reality = 仮想現実と訳されているが 実はそうではない。これは誤訳といったらいいか、いつのまにかそう訳されてしまった。 仮想という概念が 仮定しての想像である。 実は Virtualとは 表面または名目上はそうでないが事実上,実質上は、という意味である。 Realityは 現実(性),真実性 である。なので、実際は仮想でもなんでもない。 名目上はそうでないが、現実さながらであることだ。 「人工現実感」というが 日本語的にはいいらしい。古くはラスコ