バーチャルフォトグラフィーは普通の写真と比べてこんなところが優れている
はじめに
最近はフォトモードを搭載したゲームが増えてきました。
バーチャルフォトグラフィーという概念が少しずつ認知されてきているのかなぁと感じています。
今回、Instagramでこんな質問をいただきました。
メッセージありがとうございます。この気持ち、めっちゃわかります。
写真と聞くと、どうしてもハードルが高いイメージありますもんね。
今回はこの疑問を解消すべく、バーチャルフォトグラフィーの良いところを4つご紹介します。
バーチャルフォトグラフィーの優れているところ
画面内の時間を完全に停めて撮影できる
現実世界の写真は、当たり前ですが一瞬を狙って神経を集中させる必要があります。
人の笑顔を撮るときに微妙にタイミングがズレてちょっと変な顔になってしまったり、目の前を通り過ぎる電車を撮ろうと思ってスマホを準備したけど間に合わなかったり。
現実世界では常に時間が動いているので、自分好みの瞬間でシャッターを切るというのは、なかなか難しいことです。
でもバーチャルフォトグラフィーの世界では、そういった悩みも解消されます。
「あ!今この瞬間めっちゃ良い!」と感じたその時にフォトモードボタンを押せば、世界の全ての時間を停めてしまうことができるからです。
この「時間が停まっている中で自由に撮影できる」というのは、想像以上に心に余裕を持たせてくれますし、余裕があるからこそよりクリエイティブな発想が生まれたりもします。
時間が停まっている中でより良いアングルを探すのはもちろん、本来撮ろうと思っていた対象とは別のところにカメラを向けることで、まったく違った発見があったりします。
外に出なくてもあらゆる風景の写真が撮れる
あるカメラマンの方に話を聞いたことがあるのですが、「仕事にしろ趣味にしろカメラを携えるということは、どんなに億劫でも外に出なければならないということ」と仰っていました。
初雪が降ればそれをカメラに収めるべく外に出なければならないでしょうし、梅雨の時期もそれはそれでその時にしか撮ることのできない特別な瞬間があるでしょう。
気乗りしない過酷な環境でも、風景を収めると決めた以上、家にいては何も始まらないのです。
一方で、バーチャルフォトグラフィーにおいてはその全てが家の中で完結します。
ゲーム機、あるいはパソコンを持ってさえいれば、アメリカだろうとエジプトだろうとジャングルだろうと、どんな景色でもその指先ひとつで写真の中に収めることが出来てしまいます。
これは個人的にとてつもない優位性だと思っています。
加えて、現実世界の極限環境ではカメラが機能しないということもありえます。
あまりにも寒すぎたり暑すぎたりする場所では、カメラが起動しなくなったり最悪の場合は壊れてしまう、なんてこともありますよね。
バーチャルフォトグラフィーであれば、そんな心配とは無縁です。火山の中でも深海でもなんでもござれ。
なんなら、宇宙やファンタジーだって撮れちゃいます。
上手な人をマネして上達しやすい
現実世界のカメラには星の数ほどの種類があり、その性能差は千差万別です。
値段の高いカメラが絶対正義なんて言うつもりはもちろんありませんが、自分の求めているものを撮るのに高いカメラが必要になる場合もあるでしょう。
それとは反対に、ゲームのフォトモードではプレイヤー全員が同一条件で撮影することになります。
Aさんのソフトにだけ解像度を良くする機能があって、Bさんのソフトにはボケを強くする機能がある、みたいなことにはならないのです。
同じソフトであれば、プレイヤーに与えられたカメラの性能は平等です。
インスタやツイッターで見かけた「うわ!俺の持ってるこのゲームでこんなかっけー写真撮れんのかよ!」と感じたものも、理論的にはあたなにも撮ることが出来るのです。
まぁ、多少レタッチ等はしているかもしれませんが、それはまた別のお話。
あこがれの写真が撮られたのと同じ位置に立ってシャッターを切ることで、自分の技術の肥やしになることは間違いありません。
写真を撮るのに荷物がいっぱいということがない
私、現実世界ではあまり写真は撮らずに、どちらかと言えば動画を撮るタイプの人間です。
出先で動画を撮っていて毎回遭遇するのが手荷物問題。
「今回の撮影は○時間だからバッテリーは△個持っていこう」とか「三脚やジンバルが必要になりそうだな」って場合もあります。
カメラひとつだけで外に行けるわけじゃないのが、まぁ正直な話めっちゃ億劫です。
それがフォトモード搭載のゲームではあら不思議。ボタンひとつで、その状況に応じた無数の選択肢をとることができます。
コントローラーひとつだけで旅に出ることができるのは、バーチャルフォトグラファーの特権です。
おわりに
バーチャルフォトグラフィーはゲームを趣味としている人が「気軽に始められる、ゲームから枝分かれしたコンテンツ」だと思っています。
フォトモードが搭載されているタイトルだからといって必ずしもその機能を使用しなければいけないワケではありません。
ただ、自分の旅の記録を写真に残すというのも、なかなか乙なものだよなぁと、この頃は強く感じるのです。
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