グラレコのかく順番 ― #カエルンのグラレコ楽描術
今日もライブドローイングしたのですが、かく順番が独特だというコメントをいただきました。今日はその理由を説明します。
グラレコをかく順番はきいた通りではない
グラフィックレコーディング(以下、グラレコ)をかく順番。実はきいた順ではありません。
私の場合は忘れてしまいそうなものからかくようにしています。
わすれやすいものとその順番は上の図のとおりです。
記憶のメカニズムを利用する
人の記憶のメカニズムを模式図にしたものが上図になります。
聴覚や視覚からの入力は中央実行系を介していったんワーキングメモリに格納されます。それが音韻ループ、視空間スケッチパッドです。
ワーキングメモリを使って入れ替える
かく順番をいれかえる。これはワーキングメモリを使います。
ワーキングメモリを使った入れ替えのイメージです。
この例ではいったん音韻ループに要素A(講演者が話をしたフレーズ)を入れておきます。そのあと視空間スケッチパッドに入っている要素B(例えば人の顔)をかきます。その後、音韻ループ内のものをかきます。
次に、視空間スケッチパッドに要素Cを入れます。次に音韻ループにる要素Dをさきにきます。最後に要素Cにもどってかきます。このようにして順番を入れ替えます。
面倒くさそうだが慣れるととても簡単
こうやって図解すると面倒くさそうに見えます。しかし実際にはこの手順は一瞬でできるようになります。
イメージとして理解したらやってみると良いと思います。
プロ技を皆さんにお伝えしていく
私の役割はこのようなプロの技をみなさんにお伝えしていくことです。みんさんからの感想・コメントをお待ちしています。
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