②かく前にかく―ライブドローイングする人が頭の中でやっていること
かく前にかく。頭の中でいったん絵を作ってしまうということです。
無からかくことはできない
絵をかくのが苦手な人には思い込みがあります。全くの無から絵がかける。それが絵の才能だという話しです。
絵をかくのが苦手なひとにはないもの。それは今からかこうとする絵を頭の中でイメージすることです。絵がかけるひとは程度はどうあれどんな絵をかくのか予めイメージを頭の中に持っているものです。
かく前にかく
かく前にかく。これは3つのタスクに分けられます。
ペルソナを設定する
よくある絵図は覚えておく
規則によって配置する
ペルソナを設定する
頭の中にイメージをつくる際に大事なこと。それは誰に伝えるか予め考えておくということです。
何を残すか。何を強調するか。何を省くか。それが決まってきます。
よくある絵図は覚えておく
どういう絵をかきたいか考え、それを覚えておく。これが大事です。
手品にはタネがあります。全くの空っぽのシルクハットからウサギは出てきません。絵がかけない人の一部はがどうも空っぽのシルクハットからウサギを出すのが絵の才能だと勘違いしているようです。
かこうとする絵は事前に一度はかいておく。これはどうしても必要です。
規則によって配置する
わかり易さ。見た目。これを簡単に良くする方法があります。それは複数要素がある場合はそれを並べる、整列するということです。
左端を揃える。上端に揃える。中心に合わせる。罫線があればそれを活用する。ない場合は頭の中で良いので仮の線をかく。それにそってかく。そうすることで見た目をよくできるのです。
実際にかくまえに見た目は決まってしまう
わかりやすい。良いグラフィックレコーディング(以下、グラレコ)をかきたい。それはペンで紙にかく前に決まっているのです。
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