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知覚の優位性を尊重する
「今日はメモをとっている人がたくさんいた」「メモを取っても記憶に残らないからムダ」など違いを無視した残念な意見が多すぎます。知覚の優位性が異なる相手に自身の得意を押し付けるのは言語道断です。
知覚の優位性の差
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グラフに示すように、視覚優位 29%、聴覚優位 34%、運動感覚/触覚有意型 37%と違いがあります。また、それぞれを、Visual、Auditory、KinesheticとしてVAKモデルと言います。
視覚優位
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視覚優位には以下のような特徴があります。
目に見える形にするのが有効
文字ばかりだと、見にくい/読みにくいが優先されがち
色ペンで下線をひく、枠で囲むなどで見やすいノートにする
最近話題の図解を取り入れるのも良い
聴覚優位
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聴覚優位には以下の特徴があります。
耳からインプットするアプローチが有効
黙読、音読、録音したものを何度も聞く
聞きながら言葉に出す追唱(シャドーイング)も有効
メロディをつけて歌にする
運動感覚/触覚優位
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運動感覚/触覚優位には以下の特徴があります。
雰囲気や空気を感じながら
気持ちや熱気がきっかけになる
書いて、書いて、書きまくるなど体で覚える
立つ、座るなどの体の状態や姿勢を変える
ポーズやジェスチャーなど体と学びを条件づける
まとめ
自分の知覚優位が万人にも当てはまることはないのです。他の近く優位が存在することを意識する。これがコミュニケーションを円滑にするコツではないのでしょうか。
参考文献
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