23年10月のパリ・トコジラミ状況
最近はすっかり報道されなくなりましたが・・・
私がロンドン・パリに行った2023年10月は「パリはトコジラミで溢れている!!」というような過剰な?報道が飛び交っていました。
パリ在住だというユーチューバーが「パリでは道端にマットレスが捨てられていて、そこには『トコジラミが居ます』という張り紙があって・・・」等と得々と語っており、これから訪問する私は焦りまくった次第。
結果から申しますと
「さほど、騒がれている様子は無かった、自分自身も無事だった」
という感じでした。
タクシーのお兄ちゃんも「なんかすごい騒がれているけど、少なくとも俺は見たこと無いけどねー」と笑っておりましたとさ。
ただあれですね、あの後、オリンピックが近づいてきて、さらに観光客が増えて来ているパリですから、まあ減りはしないでしょうね。
一人、トコジラミを持っている人が訪問すれば、たちまち大発生する訳ですし・・・
という訳で、旅行時のトコジラミ対策は継続していくのがよろしいかと存じますので、今日は私が取ったトコジラミ対策を記録したいと存じます。
まずはトコジラミアースを購入し、キャリーバッグの外側全体に噴霧。
(ベランダや屋外でやりましょうね)
本当はハードタイプのキャリーの方がトコジラミ対策には良いそうなのですが、私はオンボロソフトキャリー・・・
ファスナーやコロコロの部分にくっつきやすいとのことでまんべんなく噴射します。
黒地なので全体に白くなっちゃいます。
凄く汚らしいといううか、古臭く、かつ貧乏臭く仕上がります・・・が、まあスリ対策や置き引き対策にもなるしいいでしょう。
因みにこのキャリーは2011年3月に購入したもので、もう12年選手。
ファスナー部分の布もボロボロになってきたので今回で廃棄する予定のものです。
そして内部には日本古来の防虫剤「樟脳」を・・・
これ、トコジラミも嫌う香りらしいです。
これをキャリーバッグの内袋の内部にテープで留めて接着。
そして内側の荷物全体をダイソーの70Lのビニール袋に包みます。
ちなみにトコジラミはツルツルした面は移動できないのだそうですよ。
そして荷物は機内持ち込みにいたしました。
まあ機内に居たら・・・って話になれば身も蓋も無いですが、少なくとも貨物室で他の荷物と接するよりはトコジラミ接触率は低いでしょう。
あと、事前に外資系CAさんのトコジラミ対策の動画を見て予習をしておいたのですが、
「にかく部屋に入ったらまずキャリー類をすべてバスルームに置いて、シーツやクッションのチェックから始めること!」
というのを遵守しました。
トコジラミが居る場合、カバーを外してみると血糞と言われる黒い点々様の染みがあるそうです。トコジラミは人の血を吸うので、その血の成分(ヘモグロビンか?)で糞が黒くなるのだそう。
そしてもう一つ。
キャリーバッグを置くスタンドのようなもの。
これも布製のベルト部分にトコジラミが住んでいる場合があるのだそう。
ということで
まずこうしてビニール袋を掛けます。
これは70Lのビニールを切って大きな一枚にしたもの。
こうしておけば仮にこの黒いベルト部分にトコジラミが居たとしても・・・
高床式倉庫のネズミ返し方式とでも申しましょうか。
トコジラミがキャリーに到達することは絶対にありません。
(クライミングが得意なタイプが居たら困りますが)
あとはとにかく床にものを置かない!
・・・と、こんな感じですかねぇ。
で、帰国の時はさすがに色々買ったものもあるので、荷物は預けたのですが、帰宅してからまず大きなビニール袋にキャリーを詰め、バスタプの中に置き、荷物整理。そしてキャリーはそのビニールに詰めたままベランダに持って行って、行く前に使ったトコジラミアースをビニールの中にたっぷり噴射して口を閉じ、粗大ごみの日に出しました。
衣類もなるべく古いものを持って行って、今回限りで廃棄する感じ。
まあちょっと大げさだったかな、とも思いますが、万が一、1匹でも連れてきちゃって家で繁殖しちゃったら駆除費用は何十万・・・しかもなかなか予約が取れずに痒い日々を過ごすことになりかねませんので、用心しておくに越したことは無かったと思います。
ちなみに今回大活躍したダイソーの70Lのビニール袋ですが、これ、本当に大活躍で。
また別記事でその活用法も記録したいと思います!
パリに限らず、欧州に向かわれる方には是非トコジラミ対策はしっかり考えて行って欲しいと存じます!!
自分だけじゃなく、大事な家族やペットにも影響出ますのでね!!