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パスポートの残存期間が危うかったおはなし

2023年、コロナ明けで海外旅行に行く人が増えてきた頃、ある悲劇に見舞われる人達がいたことを覚えているでしょうか。

そう、コロナ明け久しぶりにパスポートを出してきたものの、パスポートの残存期間が足りないことに気づかないまま空港に来て、その場で

「あなたは飛行機に乗れません」

と宣告されてしまう人達が多発したのです。

これ、もう空港でへたり込むほどのショックですよね。
当日キャンセルとなりますからきっとお金も帰ってこないでしょう・・・

本当に背筋がゾワゾワしてしまう出来事ですが、危うく私はそれよりももっと恐ろしい事態に陥りそうになっていたのです。

2023年の10月、私はこれまた趣味に走ったロンドン・パリ旅行を計画していました。

10月17日(火) 羽田発→ロンドン

大好きなナショナルギャラリーとミュージカル「オペラ座の怪人」を見る

10月19日(木) ロンドン→パリ

ユーロスターで移動。
パリではルーブル美術館を丸一日、ヴェルサイユは贅沢にもプライベートガイドを付けてたっぷり堪能。

10月23日(月) パリ発→羽田着(翌24日)


という旅程でした。
そして当時持っていた私のパスポートがこちらです。

お気づき?うふ、今日(投稿日)お誕生日~51歳~おそろしか~

パスポートの残存期間は

2024年1月10日

です。

これ、羽田からロンドンへは行けるんですよ。
イギリスは「パスポートの残存期間は旅行の最終日まであればOK」だからです。

ところがどっこい、パリ、フランスは

「シェンゲン協定加盟国出国時3ヵ月以上」

となっておりますね。

ということは出国時が10月23日ということは、私のパスポート残存期間は
2024年1月23日まで必要ということになりますね。
私のパスポートは1月10日まで・・・13日足りません!

ということはだ。

ロンドンからのユーロスターの駅で

嗚呼、乗れてよかった、本当に乗れてよかった!

「あなたはフランスへは渡れません」

と言われることになりますよね。

これ、日本のカウンターで拒否られるよりも悲惨じゃないですか?
言葉の壁がある海外の駅で、いきなり旅行中止!しかもフランスのホテルもプライベートガイドの料金も返ってこない、しかもしかもこれから当日、もしくは直近の飛行機のチケットを取らなきゃいけない!!
当日取れればまだましですよ、翌日、翌々日のチケットだったら・・・
物価&ホテル代がクッソ高いロンドンで予定外の滞在なんて、破産まっしぐら!

いやもうなんの罰ゲームかーい!って状況ですよね・・・


いやーもうこれ何度思い出しても背筋がゾッとするというか。

本当に結構直前まで気づかなかったんですけど、虫の知らせというか、「あーそういえば」って感じでチェックしたら

「ひえーーー!!」

となった次第。

因みにこの時の更新手続きは初めてWEBで手続しました。
今はそうでもないでしょうが、当時、有楽町のパスポートセンターは階段の下の方まで行列が続く程の大混雑で、待ち時間の長さが話題となっておりました。

でもWEB申請ですと待ち時間は受け取りの時の数分のみ。
非常にセレブ感を味わうことが出来ましたよ。(やっすいセレブ感だ)

こういう危ういことって、海外旅行に慣れ始めた頃の人(で、調子乗っている私みたいなの)が一番危ないと思いますの。
もうね、本当に基本の基本ですが、パスポートの残存期間、そして渡航先の国の必要な残存期間、特に複数の国にまたがる場合は気を付けて頂きたい・・・

というか気を付けたいですッ!!まじで



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