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できることなら、国境の南へ行ってみたい

9時起床。今週いっぱい会社をお休みすることになったので本日は遅めの起床。どれだけ寝ても、眠いのは何故だ!昨夜は熱があったが解熱剤で抑え、なんとか今日を迎えた。熱が出ると、苦しいのと、この世界にひとりぼっちにされた気持ちになる。涙が止まらなくなる。好きな人のことを考える。どんなにひどい男でも、辛い時に脳裏に出てきて恋しくなるのが悔しい。

私は一昨日の深夜、本当に小さな勝負に出た。この返しをしても、彼が返信をくれるか、2週間近く続いたやりとりを続けようとしてくれるのか、私は試した。彼がどういう反応をするのか、実際のところ私は分かっていた。私と彼は似ているから。でも、私は微かな「もしかしたら」に期待をしていたのかもしれない。後悔はしていない。やっと、私は前に進める気がする。手綱は、やはり彼から離してくれた。

昨日は村上春樹の「国境の南、太陽の西」を読了。なかなか読まない村上春樹作品は難しい。。。に尽きる。幻想と現実、捨てられた女と捨てた女。考察サイトを見て少し理解したが、一言にすればホラー作品なわけか。ただ、話がおもしろくてすぐ読み切ってしまった。

「僕は本当に大事にしなくてはいけないはずの相手さえも、もっともらしい理由を付けて、とりかえしがつかないくらい決定的に傷つけてしまうことのできる人間だった」

「僕はまわりにいる人間を意味もなく傷つけて、そのことによって同時に自分を傷つけている。誰かを損ない、自分を損なっている。僕はそんなことをしたくてやっているんじゃない。でもそうしないわけにはいかないんだ」

わたしも、大切な人を意味もなく傷つけて、自分も傷つけて、その痛みで生きていると感じたり、かわいそうな自分を憐れんで自己愛を満たしている。このフレーズにとても惹かれた。

いま、実家の隔離部屋(和室)に新たな本を2冊持ってきた。伊坂幸太郎の「AX」と谷崎潤一郎の「痴人の愛」。また読んで薄っぺらな感想を書こうと思う。

喉が痛くておかゆかゼリーしかたべていない。肉が食べたいな~!




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