良い人のフリをしてアナタの邪魔をする「カバートアグレッション」の対処法
あなたが信用している、あの人は実は裏切り者かもしれません。あなたが成功しそうな時に足を引っ張る人物は誰か?そんな不安要素をもつ人を見極め、対処する方法をご紹介します。
世の中には「カバートアグレッション」という特性をもつ人がいます。
直訳すると、隠された攻撃性という意味ですが、このカバートアグレッションをもつ人を見抜くことが出来ると、信用している人から裏切られることを回避できるようになります。
会社や学校で上手くいっていたにも関わらず、なぜか周りから嫌われ出したり、成功体験を拒まれた経験はありませんか?
それはカバートアグレッションという性格をもつ友人が身近にいたのかもしれません。
せっかく努力して成功にたどり着きそうな時に、それを水の泡にされるなんて許せませんよね。
もしあなたが幸せな人生を送りたい。良好な人間関係を築ける人とだけ付き合いたい。仕事で成功したいと思っているのなら、この記事を読んでリスクを回避できるようになっておくことをオススメします。
カバートアグレッションの特徴は7つ、対処法は5です。
カバートアグレッションとはどんな人物か?
みじかにありそうな実例を、今から何項目かあげていきます。こんな人周りにいませんか?
●人間関係をひたすら消耗させる人。
●パワハラ、セクハラ系、
●DV男。「殴ってごめんね。僕の心が弱いからダメなんだ。本当は〇〇ちゃんのこと大切にしたいのに。」「君のために怒ったんだよ。」というDV野郎。
●都合よく男を使う女性。
女 (高額なことを知っているのに知らないふりをして)「このバック可愛い〜ほしいな〜。」
男「買ってあげるよ。金額を見ると100万円。。え。めっちゃ高いじゃん。。」
女「え、ほんとにいいの?やったぁ。でもこんなに高いなんて知らなかった。ごめんね。無理して買ってくれなくてもいいよ。。」と言いながらレジに持っていく人。
●良い人のふりをして攻撃してくる人。
●利用価値のある人をうまく使う人。あの有名人と友達だよと利用する。
●わざと失敗する案件をさせて、あえて尻拭いをして、やってあげたと吹聴する。
●仕事で評価されて地位が上がりそうな時に裏で邪魔をしてくる人。
「たしかにあの人は頑張っていて人望もあるけど、部長、ちょっと待ってください。今は部長のキャリアが大切じゃないですか?あえてライバルになる人を出世させて部長の評判が下がるくらいだったら、今の体制を維持した方がみんなのためになると思うんですよ。」と、こっそり邪魔をするひと。
●上の人(権力者)に取り入るのがうまい。
●良い人のフリをして相談を受け、人の弱みを知ろうとする人。
➡️他人にわかりやすいマウンティングする人とは違い、誰にもわからないように人の邪魔をしたり、自分の都合のいいように人をコントロールしようとする人です。
カバートアグレッションを見極める7個の特徴
2010年にパーソナル心理学者のジョージ・サイモン博士の研究で明らかになりました。
これを読んで該当する人がいないかチェックして下さい。
2、3個該当したら結構やばいと思った方がいいですよ。
①無垢、無知、混乱をよそおっている
●本当はわかっているのに、わざと無知を装ったりする。
●急に覚えてないフリをする。そして攻撃してくる。
→「え、これ言っちゃいけなかったの?ごめーん、知らなかったぁ。」と人の弱みや恥といった秘密にしたいことを平気で人に話たりする。
②回避傾向がある
●直接の質問に答えない。
●良い人をよそおう必要があるので、都合の悪い話をそらす。
→こちらから、あなたが噂を流してたでしょ?と他人がいる所で話しかけた場合、「えーやだーこの人怖ーい。」などと直接の質問に答えることなく話をそらす。
普通の人は「私はそんなことしません!」と否定しますよね。
③よく嘘をつく
●ウソはついていないけど、わざと重要な話をしない。
●普通の人のウソは事実と違うウソのつき方をするが、このタイプは大きく曲解しないでウソをつく。話をぼかす、言い忘れるなど。
●わざと誤解を生むような嘘のつき方をする。人をおとしいれる話し方をする。
④急に怒る
●怒ることによって相手をコントロールしようとする。
●わざと怒ったり、泣いたりすることで人を動かそうとする。
●2人の時ではなく、他人のいるところでわざと怒る。
●自分を有利な立場にしようとする。
●自分が有利だと分かるとすぐに機嫌が治る。
●DV男性の場合、「暴力振ってごめんね。自分が弱いから君にそばにいて欲しい。」と引き留めたり、
「僕が怒ったのは君のためだよ。」と自分を正当化して、この人は私のことを大事に思っているんだ。と思い込ませてくる。
こんな男性と付き合っている女性の方々、今すぐに別れないと人生が台無しになってしまいます。もっと大切にしてくれる男性はたくさんいますから。
⑤被害者づらをする
●自分に非があるのに被害者面をする。
●外部環境(会社、上司、他人など)の被害者だと強調して、人の罪悪感や同情を買おうとする。
→本当にブラック企業に利用され疲弊して被害者になる場合とは違います。
本当は本人に重大な責任があり、会社をクビになったりした時に、会社のせいで鬱になった。などといって被害者を装う人のことです。
⑥正当化と矮小化(わいしょうかとは実際よりも小さく見せること)
●相手に被害を与えているのに、「自分がやったことは、あなたの為だから間違っていない」と主張する。
●私は知らなかったから悪くないと主張する。
→人に言ってはダメなことや秘密にするべきことを、知らないフリをして他人に喋ってしまう。
●あなたがやってきた事と比べると、小さなことでしょ。と自分のことを棚にあげる。
⑦罪悪感と恥を利用してくる
●毒親によくあるパターン
→実際は大したことではないのに、「どうしてこんなことしたの?恥ずかしいと思わないの?!」と罪悪感をもたせてコントロールしてくる。
●相手の失敗やハズカシイことを他人にいって、陥れてくる。第三者からの評価が落ちるように噂を流す。
●人の弱みにつけ込んで、自分の言いなりにしようとしてくる。
対処する方法 5つのポイント
①明確な線引きをする この4つはかなり重要
■どこまでは話したり許すけど、このラインは絶対に超えさせないと決めることが大切です。
■あらかじめ決めたこと文章にしておく。メモする。
1:自分が耐えられる限界はどこなのかを決める。仕事の人間関係、友人、趣味などが侵害されたらアウトと書き留めておく。
2:相手がその限界ラインを超えてきたら自分はどうするのかを決めておく。追い詰められる前に対策を作っておく。
■相手と付き合うからにはお互いにメリットがないといけない。あなたが相手に求めているものは何かをあらかじめ考えておく。
→もし付き合っている相手だとしたら、癒しを得たい。楽しい時間。など
→仕事相手だとしたら、利益の向上、相乗効果、作業分担など
もし、このメリットが無くなったら即付き合いをやめる。
■いざという時に自分の感情や存在をサポートしてくれる人はいるか?
→カバートアグレッションの人とこじれると結構メンタルがやられるので、サポートや助言をしてくれる人を作っておく事が重要です。
②カバートアグレッションをしてくる向こうの戦略を意識し、狙いを知る
このタイプの人は、相手に罪悪感を持たせるようなことをしてきます。
「もしかしたらこっちが悪いのかも」と思わされても、どうコントロールしようとしているのかを考えることによって冷静になる事ができます。
必ずどこかに向かってコントロールしようとしています。
➡️それを知る方法は、「なんとなくこっちにしようとしているのかな?」と思ったら、反対のことを言ってみることです。
そうすると、相手は思っている方向に戻そうとしてくるので狙いが分かります。
最初だけ、わざと話に乗ってみるのも作戦としてはありですね。
③絶対に言い訳を認めない
ちょっとでも譲歩すると、矮小化してくるので、「言葉じゃなく行動でしょ?」とつめる。
こうゆう行動をしたでしょ?だからそれはダメだよね。と話を逸させない。
➡️仕事で報告する時に、重要な部分をあえて話をしておらず、その報告によって損失が出たとします。
カバアグさん「私はちゃんと報告しました。〇〇さんがこれをしなかったから損失が出たんです。」と自分を正当化し、言い訳をした場合。
あなた「でも、この重要な部分を報告していないよね?この部分さえ報告していれば誰も失敗しなかったんじゃないの?このことについてはおかしいでしょ?ここは謝って直すべきだよね?」
と言うように失敗の原因をなすり付けられそうになっても、問い詰めることによってこの人は手強いなと思わせる事が大切です。
④返事を聞くときはダイレクトな返事だけを聞く、受ける
カバアグさんは、質問をしても都合の悪いことは必ず遠回しに返事をします。
それは認めず、「で、答えはどっち?」と聞きましょう。
曖昧さを許さず、YES、NOどっちなの?とハッキリとした答えを聞き出すことで、食い違いになることを避け、こちらの損害を出させないようにすることができます。
⑤最終的には敵にまわさない方がいいので手強いなと思わせながらWin-Winを狙う
カバアグさんとは付き合わない事が最善です。とは言うものの付き合いたくはないけど、会社の同僚やグループ内の友人などで仕方なく付き合う必要がある場合がありますよね。
そんなときは、手強いなと思わせながらもWin-Winな関係を続ける方法があります。
このタイプの人は頭の回転が速く、プライドが高く、負けず嫌いなところがあるのでこのように付き合いましょう。
■負けをめちゃくちゃ嫌うので敵対すると消耗戦になるので避ける。
■自分が絶対に譲れないところ以外は譲ってあげる。
■おだてて華を持たせ、自分よりもすごい人と付き合ってるでしょ?だから僕なんかよりその人と仲良くなった方がいいですよ。またみんなで集まる機会があったら会いましょう。とうまく流す。
→特にあなたが権威のある人であったり、有名人の場合。食事にいきましょうと誘われたときなどは、親密になって弱みを知り、利用したいという意図があるかもしれません。そんな時はうまくかわしましょう。
まとめ
■人間関係の重要性
孤独な人だった場合、良い人間関係を手に入れると15年の寿命が延びるという研究があります。それほど人間関係は精神や体に影響があるということですね。
職場で親友と呼べる人が見つかると、仕事のモチベーションが700%アップするという研究もあります。仕事のやる気が8倍もあがるんです。すごいですよね。
■実体験しました
実は私もこのカバートアグレッションの人と深く関わってしまった事が何度かあります。それはもう散々なものでした。一度こじらせてしまうと、とにかく精神を消耗します。笑
私のフェイスブックに投稿してきたり、知る限りの友人全員に変なメールを送ったり。ヤ●ザレベルの追い詰め方をしてきました。
その人は最初はすごく良い人でした。しかし、付き合っていくうちに「あれ?おかしいな?」ということがちらほら見えていました。
カバートアグレッションの特徴の7つすべてが当てはまる人だったんです。
私が無知でお人好しすぎたのも悪かったんだと反省しています。
本当にややこしいので、今ではいい人すぎるな、この傾向があてはまるなと思った相手とは慎重に付き合うようにしています。
あなたも、あの人これに当てはまるな。。と思った人がいれば気をつけて下さいね。
「でもあの人はこんな良いところがあるし、本質は悪くない人なんだ。」と思ってしまいがちですが、いざこじれると1ミリも良いところなんて見せなく無くなります。
まるで半沢直樹の世界です。
自分の身は自分で守れるようにしておきましょう。
誰しも生活の中で1つくらいは当てはまる事があるかもしれません。この人はカバアグさんだと決め付けるのは良くないですが、2、3個該当する特徴があれば警戒していいでしょう。
■カバートアグレッションを見極める7個の特徴は
①無垢、無知、混乱をよそおっている
②回避傾向がある
③よく嘘をつく
④急に怒る
⑤被害者づらをする
⑥正当化と矮小化(わいしょうかとは実際よりも小さく見せること)
⑦罪悪感と恥を利用してくる
■対処する方法 5つのポイントは
①明確な線引きをする
②カバートアグレッションをしてくる向こうの戦略を意識し、狙いを知る
③絶対に言い訳を認めない
④返事を聞くときはダイレクトな返事だけを聞く、受ける
⑤最終的には敵にまわさない方がいいので手強いなと思わせながらWin-Winを狙う
以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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