冬の吹き抜けの温度差、どう解決する? サーキュレーターの併用は、夏よりも節電効果あり!
冬のお問い合わせのNO.1は、何といっても吹き抜けの温度差解消法についてです。
特にエアコンが吹き抜けの上方についているお宅は、暖かい空気が2階に溜まり、1階がかなり寒くなってしまいます。
今回は、実際の例をご紹介しながら、吹き抜けのお悩みの解消方法について、お話しします。
サーキュレーター2台で家全体の温度差がほぼ無くなった、東北地方の一軒家の例
吹き抜けのある一軒家にお住まいの、東北地方の方からご相談をいただきました。
もともと、蓄熱暖房とエアコンの2種類の暖房をお使いでしたが、
昨年の燃料費の高騰から、エアコンだけで家全体を暖められないか、と他社製の小型サーキュレーター2台をエアコンと併用してみたものの、効果がなかったとのこと。そんな時にボルネードのことを知ってご連絡くださいました。
お悩み&ご要望
”1階が適温になるようにエアコンを設定すると、2階は眠れなくなるほど暑くなる。”
例えば、寝る前に設定温度を下げると、朝は1階が18℃、2階の寝室は23℃、と5℃も差が出てしまう。
手持ちの小型サーキュレーターを1台ずつ1階と2階に置いてみたが効果がない。
”できれば、エアコン1台で、家全体を快適にしたい。”
これは、かなりの難問です。
とにかくお部屋が広いので、サーキュレーターだけで、問題解決できるか半信半疑でした。
エアコンの位置が天井近くにあるため、エアコンの暖気が寝室に流れ込み、吹き抜けと2階の寝室の間を区切っている柵により暖気が1階に下りずに、寝室に溜まっている状態が考えられました。
そこで、
おすすめした設置方法
まず寝室に入るエアコンの暖気を減らして、1階に下ろせるように、大型のサーキュレーター783DC-JP(~45畳)を2階に1台。
設置場所は、2階のエアコンに一番近い場所。
送風方向は、エアコンの吹き出し口付近を風が通るように、斜め下方向。
サーキュレーターはヘッドが柵の上に出るように、低い台に置くことになりました。
それから、2階から下りてきた暖気を34畳のリビングダイニングに循環させるために、中型のサーキュレーターを1階に1台。
設置場所は、暖気の下りてくる場所。
棚の上に置きたいとのご希望で、機種はリモコン付きの6303DC-JP(~35畳)。
送風方向は、直接人に風が当たらない、リビング上方の横壁(X)に向けて。
☞ボルネードの中型DCモデルには、3つの種類があります。それぞれの特徴と選び方については、こちらの記事でご紹介しています。よろしければご参照ください。↓↓↓↓↓
結果的に、2台のサーキュレーターは下図のように設置することになりました。
アドバイスの結果は
正直、寝室とリビングの奥では、1~2℃の差は仕方がないと思っていたのですが・・・
吹き抜けの下と2階の寝室の温度差が無くなった。エアコンの温度設定21℃。吹き抜け下の1階も21℃。
キッチンまで暖かくなった。
蓄熱暖房なしで部屋が暖まった。暖房費の節約になった。
運転音が静かになった。
ほとんど温度差がなくなったのは、私も驚きでした。
このお宅が断熱性の高い住宅であったことも、功を奏したのだと思います。
また、カウンターキッチンの奥は、カウンターが邪魔をして空気が入りにくい場所ですが、
と喜んでいただけて、私も嬉しくなりました。うまく暖気が流れ込む送風方向が見つかったのはラッキーなことでした。
実は、送風方向(X)は、お客様ご自身で発見されたポジションでした。
ご相談に乗っている間に、お客様の方が使い方を学ばれて、ご自身でベストな設置場所を見つけられることはよくあることなのです。
もう一つ、大型のサーキュレーターをおすすめして良かったことがありました。
と大型を使う良さを感じていただけたことです。
大き目は少しお値段が張りますが、それだけメリットが多いのです。
その理由については、こちらの記事をぜひご覧ください。↓↓↓↓↓
冬もサーキュレーターは、エアコンの電気代を節約できる便利家電
今回ご紹介した例のような吹き抜けのあるお宅に限らず、冬にエアコンとサーキュレーターを併用することが節電につながります。
環境省も節電対策の一つとして紹介しています。
冬は、エアコンの設定温度を1度下げると、10%の節電になるとも言われています。*
* 環境省HP 家庭でできる節電アクション:
今年は是非、冬もサーキュレーターを使って節電に役立ててみませんか?
冬に効果的なサーキュレーターの使い方
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