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サーキュレーターのサイズ選び。10畳の部屋にはVFANJR-JPそれともVFAN2-JP?迷ったら大きい方がおすすめ。

お客様から、次のようなご質問をよく受けます。

“10畳ほどの部屋なので、VFANJR-JP(~10畳対応)で大丈夫ですか?”

対応畳数から見るとYESのようですが、実際はもう少し大きい VFAN2-JP(~24畳対応)の方がオススメです。

その理由は4つ。
1. 静音性が高くなるから
2. モーターが長持ちするから
3. エアコンの効果が早く行き渡るから
4. 電気代を節約できるから

まずVFAN2-JPとVFANJR-JPの比較表をご覧ください。

この表を基に、少し詳しくご説明していきます。


1.静音性が高くなるから

上の表の黄色の反転部分から分かるように、

風量 (1分間に動かせる空気の量)は、
VFAN2-JP「中」(5.80㎥/分) ≒ VFANJR-JP「強」(5.21㎥/分)
とほとんど同じなのに、

音量は、
VFAN2-JP「中」(38db) < VFANJR-JP「強」(44db)
VFAN2-JPの方が静かなのです。

これは、小さなプロペラで大きなプロペラと同じ風量を発生させると、回転数が多くなり風切り音が大きくなるからです。

  VFANJR-JP(左)、VFAN2-JP(右)

静かさを求められるリビングや会議室で、対応畳数ぎりぎりのサーキュレーターを使用したとします。風切り音が気にならないように「中」以下で使用すると、体感温度を下げたい夏には、風が物足りなく感じる可能性があります。

このようなことから、理想的なサイズは、お部屋の広さの1.5倍以上の対応畳数の製品

例えば、10畳のお部屋なら15畳対応以上の製品を選んでおくと、夏場でも音を気にせず快適に使用できます。

普段は「中」以下で使用し、真夏の熱気を排出したり、換気をしたりする時には「強」で使用。また、電源を入れて始めの数分間は「強」で使用して素早く空気循環を起こす、そんな使い方がおすすめです。

更に、送風面が大きくなればなるほど風切り音が低音になるので、耳障りになりにくいことも、おすすめポイントです。

2.モーターが長持ちするから

坂道を上る軽自動車と3ナンバー車をイメージしてみてください。

軽自動車は、エンジン音をウイーンウイーン鳴らしながらエンジンパワー全開で走りますが、3ナンバー車は、静かにらくらく走ります。

それと同様に、サーキュレーターも大きめのサイズでゆっくり空気循環させた方が、モーターの出力に余裕ができて負荷がかかりにくくなります

3.エアコンの効果が早く行き渡るから

細筆と太筆で画用紙に色を塗ることをイメージしてみてください。

細筆よりも太筆の方が、早く画用紙全体を塗ることができます。

それと同じように、細い風の出る送風面の小さいサーキュレーターよりも太い風が出る送風面の大きいサーキュレーターの方が、エアコンの効果をより早く部屋全体に行き渡らせることができて、そのうえ気持ちいいのです。

実は、エアコンの外にも、加湿器や空気清浄機も、サーキュレーターを併用すると効果をより早く部屋全体に行き渡らせることができます。

4.電気代を節約できるから

ここでもう一度、上の比較表をご覧ください。

同じ風量を出すのに必要な消費電力は
VFAN2-JP「中」 22W < VFANJR-JP「強」 32W
大きい方が電気代を節約できるのです。

このような理由から、迷っている方には適応畳数大きめのサイズを、私はおすすめしています。
ぜひ参考になさってみてください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
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