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2024/8/19 Premier League24/25 第1節vs Chelsea @Stamford Bridge レビュー


Starting 11

GK 31 Ederson
LSB 24 Josko Gvardiol
LCB 3 Ruben Dias
RCB 25 Manuel Akanji
RSB 82 Rico Lewis
LCH 20 Bernardo Silva
RCH 8 Mateo Kovacic
LWG 11 Jeremy Doku
OMF 17 Kevin De Bruyne
RWG 26 Savinho
CF 9 Erling Harland

前回の投稿の予想スタメンと違う点はDiasとLewisの2人だ。

前半振り返り

試合開始時は、Dokuが右、Savinhoが左だったが、DokuがCucurellaとの1on1で苦戦し、15分過ぎに左右を入れ替えた。
保持時は、Lewisが偽SBの動きで中盤に入り、3-2-5の布陣でボールを回し、非保持時には、4-3-3の布陣でSavinho、Haaland、Dokuの3トップでChelseaの3バックに対してハイプレスを仕掛ける。
WGの左右を入れ替えてからは両ドリブラーの積極的な仕掛けからチャンスをたびたび演出し、徐々にCityペースになるも昨季同様に被カウンター時の対応は、個人の能力に依存しているためボールを持ちつつもピンチも度々訪れる。
そんな展開が続いてきた18分に歓喜が訪れる。Cityzensにシーズン最初の歓喜を届けたのは、今季もこの男。左からカットインしてきたDokuの横パスをBernardoがそらし、PA中央で受けたHaalandが寄せてきたDFをゴリゴリと突破し、ゴールネットを揺らし、先制。

その後も両WGの突破から度々チャンスを作るものの追加点を奪うことはできず、前半が終了。

後半振り返り

効果的なドリブルでChelsea守備陣を苦しめていたSavinhoだったが、40分過ぎに相手選手との接触で膝を痛めてしまい、前半限りでお役御免。
ベンチから投入されるは、昨シーズンのFWA(記者協会)とPremier League公式の選出するMVPをダブル受賞したPhil Foden。
61分に訪れたピンチもJacksonのシュートがEdersonの正面へ飛び、ことなきを得る。その後66分にCityが再びChelseaネットを揺らす。こぼれ球をLewisが押し込むが、その直前のHaalandとColwillへの接触がHaalandのファールを取られ、イエローカードが出され、取り消される。
徐々にCityの足が止まり始めるもボール支配率を高めることでゲームをクローズさせようとする。このまま試合が終わるかと思われた84分。伏兵Kovacicがネットを揺らす。Haalandのプレスを受けたFofanaが苦し紛れのクリアをするとハーフウェーライン手前でKovacicが拾い、そのまま持ち上がりPA手前からミドルシュートを叩き込み、ボール奪取から得点まで1人で完結させ、ゲームセット。
そのまま0-2でCityが勝利し、開幕戦を勝利で飾る。

総括

昨季前人未到のPremier League4連覇を果たした王者CityがStamford Bridgeに乗り込む24/25Premier League開幕戦。Cityは、多くの時間で主導権を握り王者たる所以を示すも、Chelseaの堅守とそこから繰り出される高速カウンターに苦しめられる。
DokuとSavinhoの両WGが躍動するとHaalandが力強くゴールを決め、Cityが先制。中盤では、Lewisが偽SBとして攻撃の起点を作り、3-2-5のフォーメーションでボールを支配し続け、前半が終了。しかし、カウンターへの脆弱さは昨シーズンから改善されておらず、Chelseaのカウンター攻撃に対して何度か危険な場面を迎える。前半終了間際には、Savinhoが負傷するも代わりに投入されるは、昨季のMVP Foden。
後半もボールを支配するCityと耐えるChelseaという構図は変わらず。Cityは、ボールを支配し続けるも強固なChelsea守備陣に追加点を奪えず苦しむ。66分にはHaalandのファール判定でLewisのゴールが取り消される場面もあり、フラストレーションが溜まる展開となるも、試合巧者ぶりを見せ付け、このままラストホイッスルかと思われた、試合終盤の84分、伏兵Kovacicが敵のクリアミスを拾って、華麗なミドルシュートを叩き込み、試合を決定づける。そのまま試合は終了し、Cityは2-0で開幕戦を白星で飾ったものの、被カウンターという昨季からの課題が解決されておらず、5連覇に向けて少々不安の残る試合となった。

個人的MOM

Mateo Kovacic
DFライン手前での効果的な潰しやそこからの展開などRodorigo不在を感じさせないプレーで中盤を引き締めるだけでなく、ボール奪取から得点まで1人で完結させる追加点を叩き込み、八面六臂の大活躍。

次の試合

次の試合は、昇格組のIpswichをホームEtihadに迎えて行われるPremier League第2戦。
ホームで昇格組をしっかりと叩き、2連勝を飾りたい。

2024/8/24 23:00(JPN) Manchester City × Ipswich Town @Etihad Stadium


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