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[Art] 恐竜少女カプア- キャラクターデザイン紹介


概要

お疲れ様です。Volcaで代表&ディレクターを担当している"kajisa"です。
この記事はボルカオリジナルキャラクター " Kapua (カプア) " のメイキング記事です。
私は"キャラクターデザイン&アートディレクション"を紹介させて頂きます。
次回以降はデザイン画を元にした、"3DCG や UE5" のメイキング"になる予定です。

1. カプアのコンセプト紹介

カプア(kapua)とはハワイ語で花の意味です。
・可愛らしいけど、元気な女の子のキャラクター。
・同じぐらいの年頃の子供が応援したくなるキャラクター。
・世界中の子供が好きな恐竜をモチーフで。
今回、そんなテーマでVolcaのオリジナルCGキャラクターを作ってみたいと考えました。

2. キャラクターデザインの流れ

こちらはアートディレクターに渡した参考資料の一部です。
デザインや演出は、何事も最初は描くところから始まります。
私は絵は上手くないのですが、コピー用紙の裏に書かれた落書きの中から伝わりそうなものを選び、テキストを書き足していきます。
デザインして欲しいもの、まだ自分の頭の中にしかないものが伝わる事が一番大事なので、あの手この手で資料を作っていきます。
今回は流行りの生成AI (Adobe Firefly) も利用し、作って貰いたいイメージを絞っていきました。
他に恐竜の骨格図や映画などの参考リンクなども織り交ぜますが、割愛しています。
アートを描いてくれるスタッフに、頭の中にあるものを少しでも多く分かって貰う事が大事なのです。
今回アートは、Volcaでいつもアートディレクターを担当してくれる " Hiro Ueno " さんにお願いしています。

こちらが最初に初稿として上がって来たデザイン画になります。
今までいくつもの作品を一緒に作ってきた彼ならではの、素晴らしい初稿だと感じました。
が、もう少し自分のイメージと違うところがあるので、そこを寄せていくためのフィードバックを繰り返します。

こちらはフィードバックの一例です。
イメージを加筆調整しながら、修正したい箇所をテキストで書いて戻していきます。
このキャッチボールはとても大事です。それが無いと思ったデザインになる事は無いからです。
また、最初のイメージ共有が上手くいっているほど回数が少なくなります。
今回は 3 - 4 回のキャッチボールでほとんどの方向性が固まりました。パチパチ。

最終的に出来上がったのが、こちらのデザイン画になります。
最初からゴールが明確に分かるとても良いデザイン画ですね。
と同時に次工程の3Dスタッフにはこのデザイン画に負けないものを
形にしないといけないというプレッシャーがかかりますね・・!


次回予告

今回、とても簡易ではありますが、
キャラクターデザインのメイキングを書かせて頂きました。
次回は、デザインを元にモデリング(CG造形工程)のメイキング記事を掲載予定です。
また読んでいただけると嬉しいです!
ありがとうございました。


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