eスポーツに就職を決めるまえに、聞いてほしいこと。「VOLBOX ROOM」
皆様こんにちは、VOLBOXです。
先日投稿したnoteや、VOLBOXのTwitterに沢山の相談を頂きました。
本当にありがとうございます。
全てにお答えできるかどうかは定かではありませんが、1つの質問に対して真摯に、そして新たな考え方を提供できるように我々の考えを書いていければいいなと思います。
今回も中高生に向けたnoteになります。
「夢を追う」ということはとても難しいことです。
歳を重ねるごとに現実や社会というものを知っていくのが人間ですし、実際に追いかけていてもその道の険しさを知り、諦めてしまう人たちだってたくさんいます。
今回、「eスポーツで大会運営やオフラインで仕事をしてみたいけど、親があまりいい印象を持っておらず、なかなか行動できない」というお悩みを頂きました。
実は私も、eスポーツという世界に憧れを持った時は親に反対されてばかりでした。
もしかしたら、大人たちにとって大したことのない問題だったとしても、悩んでいる人たちの気持ちが痛いほどわかります。
今eスポーツ業界に進みたいけれど、悩んでいるという人の中には親や周りからの目線が悩みになっている人、多いのではないでしょうか。
今からお話させて頂く内容が、少しでも参考になれば幸いです。
まず、大きな「目標」を持とう。
毎回お話しようと思っていることなのですが、私たちと皆様の考えは違いますし、VOLBOXという集団もそれぞれ自分なりの考えを持って行動しています。
これはあくまでも「自分たちの考えである」ということを忘れずに見ていただけますと幸いです。
色々思うことはあると思うのですが、第一に、親御さんはあなたのことを世界で1番大切に思っているということを忘れないで下さい。
例えば、eスポーツを将来仕事にしたいと話した時に、あまりいい顔をされないかもしれません。
そんな時に、単に親がゲームのことをよく思っていないから、ゲームのことが嫌いだからそんな表情をしていると考えてほしくはありません。
仮に嫌いだったとしても、あなたが決めたことなら極力肯定してあげたいと思っているはずだし、応援したいと考えているはずです。
ではなぜあまり良く思わないか、そして否定するのか。
少し具体的な数字を用いてみましょうか。
2019年度のeスポーツ市場規模は、61.2億円と言われています。
これは、本当に小さい数字です。イメージしにくい場合は、世界のトップアスリートが年俸何億円稼いでいるかを想像すると分かりやすいのではないかと思います。
下手すれば、"1"個人の年俸にも及ばない何百人何千人といる「業界」です。
そこまで親御さんが市場規模を把握しているとも考えがたいですが、eスポーツに限らずベンチャー企業や新たな業界はお金がないものなのです。
不安定な業種であることはよくご存知だとは思いますが、改めてそのことを頭に置いてもらい、「不安定とはどういうことなのか。」、「不安定であることが、人生にどのような影響を与えるのか。」学んでもらいたいと思います。
慎重になってほしいというのは本当の思いですが、ただ、これは「不安定で、お金がないからやめておけ」と言っているわけではありません。
共にこの業界を共に盛り上げて行きたいと考えています。
ではなぜこんな話をするかと言えば、eスポーツを仕事にしたい全ての人たちに、「最終目標」を掲げてほしいと思っているからです。
会社には、創設者がいて、そして会社が掲げる「理念」というものがあります。
学校にも校訓があったりしますよね。
この世の中に星の数ほどある会社の1つ1つに「存在意義」があって、これから生まれてくる会社全てに「作りたい理由」があるわけです。
勿論会社に勤めるということは、その会社が築き上げた「利益を貰う仕組み」があって、働く代わりにその一部をもらいたいという社員の願いがありますが、それと同様に社長、創設者からの願いもあります。
ベンチャーの強みとも言える部分ですが、規模は小さくとも、大きな野心を掲げて起業という道に挑戦している人たちが沢山います。
心理学とも言える部分になるのかもしれませんが、たった1人の欲望の為に、他人の人生を背負う事は、簡単に出来ることではありません。
eスポーツというベンチャー業界が求めているのは、従業員では無く、"仲間"なのです。
起業に勤めるにせよ、1人でフリーランスとして生きていくにせよ、自分の「夢」はとても大切なことです。
夢を追わないことが正当化される世の中のように感じますが、私は自分に責任を持たない逃げの手段であると考えます。
eスポーツという道に挑戦するということは、会社におんぶにだっこしてもらうわけにはいかないのです。
そのスキルを身に着けるためにも、まずは大きな目標を掲げましょう。
反対される前に、「行動」しよう。
実は、ゲームがスポーツになってしまうこの世の中で、不可能な事は限りなく0に近づいています。
今相談を受ける中で、「大学に入学してから、バイト等で大会運営に携わりたい」というお話をしてくれる高校生の方々がいます。
しかし仕事であれば、親にどういう仕事内容か明確に説明する必要があるでしょうし、もし反対されてしまえば、大学生活の楽しみを大きく削がれてしまう可能性も大いにありえます。
オフラインでの大会運営を学生の内から経験しているということは、ゲーム以外の分野においても貴重ですし、様々な学びに繋げられると思います。
ぜひ近い将来経験していただきたいです。
ただ皆様も影響を受けている様に、現在コロナウイルスの流行によりオンライン大会の需要がとてつもない勢いで増しています。
手軽に大規模な大会運営が可能になるサービスも、ネットを探せば沢山存在しています。
ぜひ興味がある方いらっしゃれば、使ってみるのもありだと思います。
半ば趣味な様なものになってしまうかもしれませんが、継続さえしていればネットだとしても努力次第で多くの人達があなたの大会に期待してくれることを実感できるでしょうし、中にはより大規模で、他の人の手も借りながら運営するような貴重な体験にも繋がるかもしれません。
可能性は無限大です。
少しこの例を想像して、「ちょっと違うかも」と思えたのなら、それだけで大きな価値があります。
もしもこの「ちょっと違う」という感触に、職業としてeスポーツに関わる前に知ることが出来たのなら、それだけであなたの人生は、より自分のやりたいことに近づけるでしょうし、「eスポーツならなんでも良い」という考えも改められるかもしれません。
まずやってみる、行動できないのなら、やりたいことをやっている自分を想像してみる。
私と同じ様に、その努力をこのnoteに書き起こせば、あなたの思いを伝える力も大きく成長することでしょう。
やりたいことをやるために、本当に親という存在を介する必要はあるでしょうか。
反対される前に、ぜひ行動してみて下さい。
身に着けようと学んだことよりも、なんとなくでも、楽しみながらでも「継続してきたこと」が、あなたの"スキル"になります。
親を越えることが、最大の親孝行。
少し前に本で読んだのですが、自分の自信の無さをごまかすために、人間は癖や言い訳を利用するということを学びました。
難しいですね。私も良く自分の都合に合わせて言い訳をしてしまうことがあります。
「将来」が関係してくると、どうしても真剣になってしまったり、ネガティブに考えてしまいがちですが、過去も未来も存在していません。
いつもあるのは今だけです。
今の自分が楽しんでいれば、きっと将来も楽しいはずです。
何をすれば自分が一番楽しめるのか。それを考えることが、明るい将来の第一歩だと思います。
親に反対される前に、まず行動してみる。
そうすれば、結果は必ず出るはずです。
それでは今日も、楽しいゲームライフを。
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