【多読チャレンジ】４冊目『パンデミック以後』 エマニュエル・トッド
・Before
この作者は、数字による事例、エビデンスを出しているので、印象論ではないのが良い。
前作を読んで、世界と日本がどうなるかもっと詳しく知りたい。（コロナ禍で、コロナ以前の傾向が質的に深まる）
・気づき
フランス人人類学者＆歴史学者エマニュエルトッドのインタビュー集。２０１８年から２０２１年１月までの７つ。利き手は新聞などのマスメディアの記者？
島国化とグローバリズム、米中の覇権、世界的な中国依存
日本の人口問題（少子高齢化）。教育を受けた女性が仕事を持て、子供も持てる状況。国家への恐れを克服し、能動的な帰属意識による連帯、経済イデオロギー個人主義からの脱却が必要。政府も経済偏重から脱却が必要。それと並行して移民政策。移民政策だけでは意味がない。フランスでは小学校から高等教育まで無料。ロシアは出生率向上に成功した唯一の先進国（国民という概念）。日本にとって唯一の課題は防衛。グローバル化はうまくいかない（リーダーの英国、米国が保護主義に）。冷戦が国のまとまりに？
コロナは社会を大きく変えることにはならない。人口構成は影響を受けない。テロのような価値観を揺さぶることもない。なので、高齢者を守るために若者の生活を破壊することの方が中長期的に悪い影響が出る。ただし、グローバル化が自分の生活を守らないことはハッキリとした。また、過去の経験から、コロナ以前の傾向が強まるだろう
傾向：女性の社会進出の遅れ、移民の加速、高齢者増大、格差、
米中対立による保護主義による民主政治の復活と上記の課題への取り組み
・ToDo 女性の社会進出の手助けになりたい。ますます中国やマレーシアに住みたくなった。
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