内田篤人選手に学ぶセルフイメージと環境選び

今日は、Voicy社員の”おぎ”こと荻原がお届けします。
テーマはサッカー日本代表内田篤人選手を取り上げ彼の言動からセルフイメージと環境選びについてお伝えしていきます。
本日も今後のキャリアを考えていくうえで役立つ内容だと思います是非最後までお付き合いくださいそれでは本編へ行って来ましょう 

このnoteはVoicyの過去の放送を文字に起こしたものです。

内田篤人選手の経歴と引退に至るまで

まず内田選手ですが、清水東高校出身で高校時代に頭角を現し、卒業後2006年に鹿島アントラーズに入団します。
同年にクラブ史上初となる高卒ルーキーでのスタメン出場を果たします。
2008年に日本代表に初選出され、翌年にはJリーグ史上初の鹿島の三連覇に貢献しました。
また、2010年には今年のヨーロッパチャンピオンズリーグ優勝チームのバイエルンミュンヘンがいるドイツブンデスリーガのビッグクラブ、シャルケに移籍いたします。
そこでもチームの主力として活躍し、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ準決勝進出。そして、累計出場時間の長さでクラブレコードを持つほど大活躍しました。

その後も二度、ワールドカップに出場し、二度目のワールドカップでは全試合フル出場するなど輝かしい経歴を残しております。
しかし、その後鹿島に復帰しますが、ドイツ時代にした怪我がが原因でパフォーマンスが戻らず、今年9月に現役引退をいたしました。

会見で引退理由として答えていたのは

鹿島の選手らしい振る舞い、立ち姿は自分の中で感じるものがあってそれが僕にはできていない。練習なんかも怪我もしないように少し押さえながら、ゲームでも少し押さえながらというプレイが続くなか、他の選手が練習100%でやってる中で隣に立つのは失礼だと思いました。鹿島の選手として、けじめをつけないといけないなと思いました。

このように語っています。
自分が鹿島でプレーするには相応しくないと感じていたというのです。
鹿島以外でプレイする選択肢はなかった内田選手は、ここで現役引退を決断したのです。

そんな内田選手の引退会見で話していた発言から、学ぶことがある、Tipsがありましたので次のチャプターでご紹介します 。

Tipsその1:セルフイメージの高さ

一つ目はセルフイメージの高さです。
これはどういうことかと言うと、自分に対するイメージ、印象のことを示しておりまして
・自分のことをどんな人間だと思ってるか
・何が得意で何が苦手か
・自分は周囲からどのように見られているか

そういったことをセルフイメージといいます。

これは、「人は役割を与えられるとその与えられた役割、セルフイメージ通りの行動をとっていく」というものです 。

フランス皇帝のナポレオンは、「人はその制服通りの人間になる。」このような言葉を残していることです。

セルフイメージは、免疫系にも影響を及ばします。
「宝塚で男役をやっている方は役に入り込むと生理が止まる」という話を真矢みきさんがテレビで語っていたくらいだったり、身体、行動に影響を及ぼすというものになります。

このセルフイメージを非常に高い基準に内田選手はおいていたからこそ、成功とか活躍をしていたのではないでしょうか?

今回の引退会見でも、
・鹿島の選手らしい振る舞いが出来なくなったとか
・100%の練習でプレイができなくて失礼だと思った
・鹿島の選手としてけじめをつけないといけないな

とかそういった発言から、セルフイメージの高さみたいなものが垣間見えます。

つまり、自分が属している組織だったり、チームに対して伝統があるとか、三連覇を過去に残しているとか、そういったイメージを持っているからこそ、そこでの役割=セルフイメージが形成されて高いパフォーマンスが発揮できると言えるのではないでしょうか?

Tipsその2:組織選び

内田篤人選手が引退会見でこのような発言をしておりました。

「チームのプレースタイルや能力に合ったクラブを決める力も選手の一つの能力だと言える」

このような発言をしております。

内田篤人選手は、鹿島アントラーズ、シャルケと、どちらのクラブでも非常にも比較的長い期間でプレイをしております。
それだけ長い期間、同じクラブでプレーをするということは、もちろん活躍していたということもあるんでしょうが、もう一つは自分に合っていたということがあると思います。
なぜなら、どんなにスキルがあろうが、そのチームのプレイスタイルに合っているかどうかで活躍できるかどうかが決まってくると思うからです。

例えば、内田篤人選手は、”足が速くてパスがうまい”と言った選手ではあるんですが、活かせるチームであればもちろん重宝されるかなと思うんですが。
実は、ワールドカップ一回目に出て選出された時は、出場をせずに終えています。
なぜかと言うと、プレースタイルが「守りをガチガチに固めて、カウンターで勝負しよう」そういったプレースタイルに変わりました。

内田選手の代わりに出場していたのは、駒野選手という一対一 1に切強くてディフェンス能力が高い選手だったのです。
こういった守備力が要求されるチームを内田篤人選手が仮に選んでいたとしたならば、彼の成功を収めることができたでしょうか?
結論非常に難しかったんじゃないかなと思えます。

そういった背景もあって、「”自分のプレイスタイルや能力に合ったクラブチーム・組織選び”が非常に重要だ」と、内田篤人選手が言っていたのだと思います。
これはサラリーマンの私たちにも言えることだと思います。
私たちは、少なからず何かしらのスキル、長所を持ってるわけで、それを活かすためにはスキルが組織環境とマッチすることが重要です。

会社に置き換えると、スキルを活かすための職種選びと、自分に合った社風を考慮することで、その両方が自分に合った時に最大のパフォーマンスが発揮できる良い環境だと考えられます。

この組織を選ぶ能力が、重要なのだと内田選手は言ってるように思います。

この二つ目の組織選びに、最初のセルフイメージみたいなところを掛け合わせてお伝えすると、内田篤人選手は、
・自分の強み長所どういった役割を果たせる人間なのかっていうものを正確に把握していて、
・その上でそのスキル、自分自身が最大のパフォーマンスが発揮できるチームだったり組織ってのはどこだろうっていうものを非常に考えていた選手
なのではないかなと思います。

その結果、その両方の掛け算を最大化して、過去最高の日本人のサイドバックと言われるほどの成功を収めたのだと思います。

終わりに

いかがだったでしょうか?
本日は内田篤人選手を取り上げ、「セルフイメージと環境選びの重要性」というところを Tips としてご紹介させていただきました。

私達にとっても、今後のキャリアや転職をする際にですね、非常に参考になる内容になったのではないでしょうか?

内田選手はインタビューでは、
・あまり熱くなると言うか、熱量込めて話すような印象があまりつよい選手ではなく、
・比較的爽やかに淡々とお話をされる選手
という世間のイメージが強い選手ではないでしょうか?

今回、内田選手を取り上げようと考えてですね、まあいろんな、動画だったり、インタビュー記事を拝見したのですが、サッカー選手から見た内田篤人選手は「すごく熱くて、魂がある選手」だということです。

あの闘将で知られる、田中マルクス闘莉王選手は、YouTube 動画で内田篤人選手を取り上げておりました。
その中で、内田篤人選手の印象を聞かれると、「彼の裏側にはすごく魂がある。熱くて闘志のある選手の一人だ」とそのように言っておりました。

やはり、ピッチの外に出ると非常に爽やかな印象ではあるんですが、やはり勝負の世界に生きる熱い選手だったのだと思います。

内田篤人選手は責任感が強いような選手かなとも思っておりまして、ワールドカップについて聞かれたときも、「命をかけて戦う」という発言をしたり、日本に帰ってきてからリハビリをしている時も
「”そこに感情はなく契約を全うすること”で、頭がいっぱいだ」
このようにチームに対する責任感みたいなものをすごく感じます。

今回、内田選手を取り上げ、学んだ Tips を私自身の生活でも活かしていこうと思います。まず、
・自分がどういった組織に属しているのか
・自分の役割は何なのか

を明確にし、ハイパフォーマンスが行えるようなプレイヤーになっていきたいと考えております。

最後までお付き合いいただきありがとうございます 。

このnoteはVoicyの過去の放送を文字に起こしたものです。
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