スポーツの日特別回その3 高橋大輔のアイスダンス転向に学ぶ、"決断"の仕方
本日は、「高橋大輔のアイスダンス転向に学ぶ、"決断"の仕方」です。
さて今日は、スポーツの日でもあり元々東京オリンピックの開会式の日でもあるということで、スペシャル回としてこの朝7時の回、そしてお昼11時の回、夕方17時の回、の3回配信いたします。また、取り上げる人はオリンピック繋がりで、全員オリンピックのメダリストです。
ラストを飾るのは、フィギュアスケーターで、日本人男子史上初の銅メダルを獲得した高橋大輔選手です。
このnoteはVoicyの過去の放送の一部抜粋です。
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2010年のバンクーバー五輪で3位となり、その後は2014年まで競技生活を続けたものの2014年のソチ五輪に出場してから一度引退します。バンクーバー五輪でメダルを取った時の映像がありましたので、動画がありましたのでこのチャプターに貼っておきます。後半の情熱的なSTEPが注目です。
そして、2018年の7月に32歳という最年長記録で現役に復帰し、昨年12月の全日本選手権で羽生選手や宇野選手とともに出場し戦うもののけがによる調整不足も影響し12位という結果でシングルスケーターとしての試合は最後となります。今はアイスダンスの道へ進んでいます。
ちなみに高橋選手がメダルを取った2010年って、私の記憶だとフィギュアスケーとは圧倒的に女子フィギュアが人気で男子フィギュアってそれほど・・・という感じだったんですよね。
それが今では、羽生選手をはじめ男子フィギュアの人気がすごく高まっているのが驚きです。
話し戻しまして、この高橋選手が全日本選手権で12位になったあとのインタビュー内容から、目標を変えたり進む道を変えるところから「決断力」についてお話ししていきます。
シングルからアイスダンスへの転向から学ぶ"決断"のポイント
サンスポの記事の引用になりますが、高橋選手は昨年の全日本選手権で12位に終わり、記者から心残りは?と聞かれこのように答えます。
「ないです。心残りはシングルで戦うのは無理だなって改めて感じました。ジャンプがきつくて。次に頑張れることを見つけたのが一番です」
続けて、「昨年現役復帰してからここまでを振り返って」と聞かれて答えます。
「自分の、第二の人生のスタートだと思っていた。(けががあり)2シーズン目はいろいろうまくいかなかったけど、これも次の新しいステージに向けていい経験にしていきたい」
以上ですが、私はここの、「シングルで戦うのは無理」「次に頑張れることを見つけた」という2つの発言がポイントかなと感じます。
まず最初の「シングルで戦うのは無理」自分の中でシングルで戦うことについて、ある種諦めがつくぐらい色々やったんだと思います。勿論、この言葉の裏返しには、無理と思えるまで戦いたかった/本当はもう少し長くやりたかったという思いも感じます。でも自分の中で納得しているのも感じるんですよね。ここが大事かな。
また、2つめの「次に頑張れることを見つけた」と、言い切っている部分。試合直後なので、こういう言葉を言うことで自分に言い聞かせているところもあるとは思いますが、「シングルが厳しいから他の場所にいく!」という選択肢が狭まったうえでの消去法ではなく、「頑張りたいと思える分野が新しくできた!」という自分で選んでいる感。
また、この大会のインタビューについて、時事通信社の記事を見ますとこのようにも答えています。「「みじめな気持ちの中でも出ていく。それを経験できたことはすごくよかった」。」
調整不足な中、シングルスケーターとして最後の大会で成長目覚ましい羽生選手や宇野選手と同じ土俵で戦うこと、恐らく高橋選手の中で上手くいく自信はあまりなかったと思いますが、そのような中でも試合に出て精一杯戦うということに意義を見出されたのが伝わってきます。
私も今までで、色々な挫折とかこれを実現したいなぁと思っていても上手くいかないこと、めっちゃ沢山あります。というか、それしかないですかね笑
でも、その上手くいかなくてあきらめざるを得なかった経験をそれで「自分はダメだな」で終わらせるのではなくて、次の新しい目標/目的に向かわせられることができるのってとても大事だなと個人的に思っています。
逆に上手くいったとしても、それで達成して燃えつきたりもするおともありますよね。繰り返しになりますが、目標達成した時/未達成だった時に、次はどこにエネルギーを向かうことに「決めるのか」この決断って難しいけど大切。
最後に、今回の高橋選手のシングルからアイスダンスに転向した決断から、「決める/決断する」ということについてTipsをお伝えします。
納得感ある決断をするために必要な、自問自答
決める/決断するというのは非常に難しいですよね。何を以って決めたといえるのか。
私自身はコーチングを経営層や管理職層のクライアントとご一緒してきましたが、何をしていたのか一言で言うと「ご自身で決めてもらう」ということ。
こちらは、もっとこういう戦略でやった方が良いですよ!とか一切いいません。とても極端なことをいうと、「あなたはどうしたいんですか?」と問いかけることのみ。
でも何でこれをやっていたかというと、人は自己説得/自分で納得して決めたことの方が、長続きするし人のせいにしなくなるんですよね。
人に言われてやっていることって、それでも続く人もいるかもしれませんが、そのやり方で上手くいかなかったときに人のせいにしちゃうんですよね。これはそれが悪いというわけではなくて、そういうものだということなんです。
だけど、「これは、この道は自分で選んできているんだ」と言えるものであれば、消化して次に向かえるエネルギーがわく。これが、例えば、親から言われたからやっていたのに全然上手くいかないじゃん・・・だと、
浅田真央さんの回で話した「ドクロ」に繋がってしまう。要は「あの時、親があんなこと言わなければ、自分は上手くいっていたのに・・・」と。
こういう気持ちになってしまう時があるのはわかるんだけど、これだと何も解決しないんですよね。
最終的には、今いるところは自分で決めてきた道の延長にある。だからこそ、この先の道も自分で決断していこう!とならないと道は切り開けない。
では、どうやったら自分で納得して決断していけるかというと、「自分で自分に問う」ということに尽きるかなと思っています。
たとえば、今、自分がやっていることは「何のためにやっているのか?」「今は苦しいかもだけど、将来ワクワクしている姿は想像できているかな?」
「もし上手くいかなかったとしても、納得している自分がイメージ出来ているか?」とか。
こう言う言葉を自分に投げかけてYesといえるかどうか。
Yesと言わないといけないんじゃなくて、Yesと心から思えるのか?それとも、言えないなぁとかNOかなぁとか。そういう自分の本音に気づくのが大切なこと、というのが伝えたいTipsです。
ぜひ、連休ですし、今の自分の状況ややりたいと思っていることがどれだけ、自分の望んでいることなのか再確認する意味でも、自分自身に問いかけて本音を確認してみましょう。
一番おすすめなのは人と話すことですが難しい場合は、メモでもいいですし、私のおススメ方法は自分にメール/Slackだったら自分にDMしたり自分専用のグループを作ったりすること。私は、日々そこにいろんなことを書いているのですが、いい意味でストレス発散出来たり思考が整理出来ておススメです。
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