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競泳黄金世代から気付く成長するための環境とは

先日の競泳日本選手権ご覧になりましたか?

そして東京オリンピック代表選手が続々と内定していきましたね。スポ深でも取り上げたことのある池江選手、萩野選手、塩浦選手、入江選手、大橋選手に松元選手が内定しましたね。

結構若手というか、名前を聞いたことのない選手も結構いたかな、という印象です。一番若いのは女子400m個人メドレーの谷川亜華葉選手と男子800mフリーリレーの柳本幸之介選手でなんと高校生です!

そんな風に競泳の内定選手を眺めていたら、ふと一つのことに気付きました。今回はそこから成長のヒントについてお話しようと思います。

このnoteはVoicyの過去の放送の一部を文字に起こしたものです。

内定選手の生まれ年分布から気付いたこと

内定選手の一覧はヤフーの東京オリンピック・パラリンピックガイドサイトを見ていました。このチャプターにリンクを貼るのでもしできそうなら見ながら聞いてください!

さて、一体何に気付いたかというと、選手の生まれ年です。

生まれ年ごとのグラフを作ると二つの山ができあがるんです。

・1994年~1996年はそれぞれ5人5人6人
・2000年と2001年が4人と3人

他は1人か2人です。

もともと、1994年生まれは他のスポーツでも世界で活躍する選手が多い黄金世代と呼ばれる年代です。
別名「羽生世代」とも呼ばれているらしく、筆頭はその名前になっている男子フィギュアの羽生結弦選手、野球エンゼルスの大谷選手、バドミントンの桃田賢斗選手ですね。競泳だと萩野選手と瀬戸選手が有名ですね。

2000年生まれは何と言っても池江選手ですね。他はバタフライの長谷川選手も活躍していますね。

そしてそれぞれの世代が影響を受けた思われるのはアテネオリンピック以降4大会、残りは北京、ロンドン、リオだと思います。この2大会はアテネの時に羽生世代の人達は10歳、北京の時に池江選手の世代は8歳でした。アテネ北京といえば北島選手が大活躍されていました。

この小学生の時にあこがれを抱いた選手は多いのではないでしょうか。そしてロンドン・リオでは多くの選手が入賞しました。北京以前と比べて羽生世代の人達の入賞がぐっと増え、同年代の活躍に刺激を受けたんだと思います。

次のチャプターでは、このからTipsをおひとつ、お伝えします。

憧れとライバルを見つけよう

今回のTipsは、「憧れとライバルを見つけよう」です。

以前、憧れは憧れではなく目標にしよう、というお話をしたんですが、ちょっと難しいですよね。

逆にライバルだけだと今勝つことに集中しすぎて向かう先がなくなってしまう可能性があります。

そこで、その両方を見つけたら遠い目標地点がありつつも今頑張る起爆剤もある、そんな状況を作り出せるのではないかなと思います!

私が入社したての頃は全然目標がありませんでした。で、近くの部署には同期がいて。その同期たちと私は全然業務が違うんです。

同期の中でも特に近くにいる同期は知識より経験が必要で説明を聞いてすぐ実践する業務が多い部署で、対して私は真逆で知識が無いとそもそも業務が無い部署なんです。

未だに仕事時間の半分以上は本広げて勉強してるくらいです。なので「同期は仕事してるのに自分は仕事してない」って状況で、ライバルに一切勝てず向かう先もないお先真っ暗状態でした。

毎日そんな思いですごい辛かったです。

今は何を作るために勉強してるか、今の勉強してる内容がどんな風に現場の人達の役立つのかという未来の形をわかっているので、勉強ばっかりでも1年前のような辛さは全くありません。

同期たちもそれぞれの業務を頑張ってるのを見たり、離れた部署の同期とも話したりしてて自分も頑張らんとなぁって思えてます。

まとめ

今回は「なりたい自分を見つつ刺激を受けれる状況をつくろう」というお話でした!スポーツもお仕事も成長は必須ですよね。そんな成長できる環境は待たずに自分で作らないとどんどんまわりに置いてかれちゃうんじゃないかなって思います。

もちろん、そうして必ずしもうまくいくとは限りません。

日本選手権を以って引退した山口観弘選手をご存知でしょうか。岐阜清流国体…外のプールで200m平泳ぎ世界新を樹立した羽生世代の選手です。

彼のインスタの投稿に次のような言葉がありました。「記録が止まり、ベストが9年間でないシニア時代」恐ろしい言葉ですよね、9年間もベストが出ないって辛いとかの一言では表せなかったと思います。

ですが次のように続けています。

「努力が必ずしもいい方向にいくとは限らないですが、最後までやらないと見えてこないものや、やり続けるからこそ水泳の深みにたどり着くことができるのかなと個人的には思いました。」と。

思った通りの成長はできませんでしたが、努力した経験は山口選手だけのものですし、いつかその努力が別の形で花開いてくれたりしないかなぁと思います。

このnoteはVoicyの過去の放送の一部を文字に起こしたものです。
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