発表会終わりました。
前回の記事で触れた、ボイトレ発表会
先日の日曜日に、無事、終わりました。
音合わせのときは、仲間の人と一緒だったので、スムーズに行けたのですが、ミニライブのときは、同じ場所だったにも関わらず道に迷い、徒歩5分のところ40分も遅れてしまった苦い体験があったので、発表会はタクシーで行こうと決めていたおかげで、無事到着することができました。
もし歩いて会場まで行こうとしていたら、絶対に迷ってしまい、延々とたどりつけなかったでしょう。
なぜならそこは、普通の音楽ホールではなく、住宅地の中にある、隠れ家的カフェだったのです。
カフェとは言いながら、会場にはグランドピアノが置かれていて、ライブをするスペースのほかに、飲食ができるスペースもあるんです。
しかも、建物が個性的でとってもおしゃれ。
一部が地下となっていて、一階と二階の間には中二階があって、さらに吹き抜けだったり、床や壁はすべてがコンクリートの打ちっぱなし。
何をコンセプトに建てたのかよくわからないけれど、滅多に観ない設計は、唯一無二のおしゃれな空間でした。
参加者は、あまり多くなかったのですが、応援に来てくれる人も大歓迎ということで、トレーナーさんのお母さま、お姉さん、生徒さんの知り合いなど、たくさんの方に見守られながら、華やかで楽しい発表会でした。
前もってプログラムは発表されていたのですが、当日はプリントしたものも配布されていて、最後は全員で怪獣の花唄を合唱することに。
合唱の前に一人一人が、トレーナーさんの指示のもと、ワンフレーズずつ歌うことになっていて、私はトレーナーさんの次だったのですが、最近のヒット曲はほとんど知らない歌ばかり。怪獣の花唄も案の定、提示されて初めて知りました。何度も聴いて練習はしてきたのですが、いざ本番になると声が出ないのと、メロディーが頭にまだ入ってなくて、おぼつかない歌い方になってしまいました。その点、若い人たちは、耳に馴染んだ曲なのでしょう、皆、上手。
今回は、当初の予定通り「輝きながら」と「メモリー」を歌うことに。
「輝きながら」は早めに歌ったのですが、「メモリー」は、なんと最後から二番目。
それを知った時は驚いて、正直、ビビっちゃいましたが、自分の力以上のものは出せないのだからと開き直ったら、あがることなく歌うことができました。
数ヶ月前、何を歌うか決めた時は「輝きながら」の方が楽に歌えそうな気がしたのですが、練習するにつれて、どんどん難しくなってきて・・・特に感じたのは、徳永英明さんの歌のうまさと声質のよさ。
実際、発表会で自分の歌を録音したものを、後で聴いて気づいたのですが、音程はちゃんと取れているのに、全く上手に聞こえない。
その理由の一つが、やはり声。トレーナーさんの声もそうですが、プロの人が歌うと、どうしてあんなに、厚みと奥行きと艶があるのでしょう。
それに比べて私の声は、薄っぺらくて、浅く、艶っぽさが全くと言っていいほどないのです。
この差は本当に大きいなと感じました。
もちろん、感情の入り方もそうです。
この曲を歌い始めた時は、それなりに感情や、強弱を練習したのですが、段々とそれよりも、もっと声を大きく強く出すことの方が、最優先課題になってしまい、練習ギリギリまで、そのテクニックを練習していました。
でも、結局は時間切れで本番に臨むことに。
反対に、これは難しいぞ、どうしようと頭を抱えた「メモリー」は、声の出し方を何度も練習しただけで、特にトレーナーさんからもテクニック的なところの指導はなく、最後のレッスンの時も歌わずに終わった割には声も出ていて、イメージだけではわからないものですね。
もしかすると、個々の声質、パワーの有る無し、声の特徴などによって、向いている曲、向かない曲はあるのかもしれません。その点メモリーは、自分の声に合っていたのかも。
その点について、今度、聞いてみようかなと思っています。
仲間の人のこと
September歌ったのは、私よりも少し年少と思われる男性でした。竹内まりやさんと宮本浩次さんのデュエットと但書が書かれていたので、知っているSeptemberとは違う曲なのかなと思ったら、同じ曲でした。二人でデュエットしたことがあるのですね。
この歌が流行ったとき、とても好きでよく歌っていました。なので、サビの部分では、口パクで一緒に歌ったりして、楽しかった。
年齢が離れていると、知っている楽曲があまりなくて、初めて聴く歌も結構多いもの。今回、知っていたのは、わずか数曲でした。
仲良くしてくれている生徒さんが歌ったのは、MISIAと椎名林檎。女優でもある彼女は、表現力があって、声の通りも伸びもよくて華がある。真っ赤なロングドレスを身に纏い、滑舌良く歌っていました。さすが、ステージ慣れしてるだけなことはあります。
ミニライブで、オリジナル曲を披露してくれた女性も、感情たっぷりに歌っていて、いつの間にかピアノ伴奏をしてくれているピアニストさんも、熱のこもった演奏を聞かせてくれました。
歌い手は演奏家の、演奏家は歌い手に影響されて、互いにエネルギッシュ、パワフルな演奏をするものだと、そばで聴いていて感じました。
2時間のステージが終わると、打ち上げです。
いつもは、二次会、打ち上げに参加することなく、帰っていた私も、さすがに自分が参加した発表会ということで、最後まで参加することに。
カフェは、発表会だけでなく、打ち上げの会場にもなっていたのですが、そこで出されたお料理も、カフェのマダムと娘さんの手作りということで、どんなお料理が出てくるのだろうと楽しみにしていたところ、隠れ家風カフェらしく、初めて見るものばかり。オーガニックやちょっと変わったソースのサラダなどなど。オードヴル、サラダに、主食はライスかパスタ、コーヒーor紅茶に、デザートは、ルバーブのチーズケーキと盛りだくさんでした。
ライスを選んだ私が食べたのは、白いソースのカレーライス。
香りも辛さもあって、色だけが白いのです。話を聞くと、ソースにはカシューナッツやチーズなどが使われているそうで、生姜の風味が結構効いた、優しい味のカレーライスでした。
発表会も終わり間近になり、私が歌うメモリーとその次の曲で、ラストです。
輝きながらを歌った時は、初めての発表会、ステージということもあり、自分が感じていた以上に緊張していたようですが、メモリーになると、場の雰囲気にもなれ、さほど緊張せず、歌うことができました。
ただ、やっぱり思うのは、声がちゃんと出るか、歌詞を間違えないかということです。
ボイトレに通う前は、そんなこと思ったことなどなかったのに、ボイトレを習い始めてからは、歌う前に決まって、声が出るかなと不安、心配になるようになってしまいました。
幸い、先に1曲歌ったせいもあってか、声がスムーズに出てくれてほっ!
歌詞も、間違えることなく歌えて、本当に安堵しました。
振り返れば、人前で歌を歌ったのは、小学校の学芸会以来、数十年ぶりでしたが、こうして仲間と一緒に歌って、楽しい時間を過ごせて本当によかったです。
これからも機会があれば、発表会に出たいと思います。