見出し画像

ボイトレ「不思議」完コピの練習を始めてみて

ボイトレで、不思議の完コピの練習をすることになって二週間。
「源さんのライブ映像を聴いて研究してみてください」とトレーナーさんに言われて、ずっとスローで聴いてブレス、しゃくり、こぶしとかを結構細かくチェックして歌ってみた。
難しいのなんのって。
こんなにも難しい歌だったんだと、改めて彼のセンスと、歌い方が上手くなっていることに驚いた。
ボイトレをしているときは、いつも録音することにしているので、昨日も録音してきた。
昨日、帰ってきてすぐに聴き直した時は、自分の声になんかがっかりして落ち込んだけど、今日、改めて聴きなおしてみて、今までとまったく違って聴こえいたことにびっくりした。

長い間、ただ何も考えず、工夫したりすることもなく、自己満足で歌っていたかがわかってちょっとショックだった。
「しゃくり」がどういう歌い方かも知らなかったし、小節に至っては、まったく出せなかった。それが、源さんの歌うYouTubeを、スローにして聴いてみたら、めちゃめちゃR &Bだということがわかった。

で、ゆっくり聴いてみたら、自然に身体が動く。
というか、身体でリズムを取らないと、歌えないことに気がついて、そこから曲に合わせて、手足を使ってリズムを取りながら歌うことにしたら、まぁまぁ様になったかな…と

トレーナーさん曰く「いかに聴かせるか」ですよって「今日は、聴かせる(どう歌いたいかが伝わってくる)歌い方でしたね」と言ってくれた。
ただ、実際、それがよくわからない。
どう歌いたいかを自覚する余裕がない、ただただ、ブレス、しゃくり、小節、メロディ、リズムを真似るのが精一杯。
もちろん、そう言ってもらえたことは、素直に嬉しかった。

歌が好きで、何十年も毎日のように歌ってきて、それなりに評価されてもいた。
それが仕事を始めてからの10年間、ほとんど歌わわずにきた(仕事の内容的に歌う気分になれないのが大きかったかな…)

で、気がついたら、声が出なくなっていて、特に高音域が全くと言っていいほど出なくなっていた。
どうにかして元の声に戻りたくて、高音を出したくて、慌ててボイトレに通うようになったのが、2年ほど前。

最初は、そのまま歌っていたけれど、昨年の初め頃、トレーナーさんから「その歌声は裏声ですね、地声で歌いましょう」と言われ、今までの声は裏声だったんだと驚いた。
それを知って、なんだか過去の自分を全否定するような気分になり、正直、落ち込んだ。
けれど、そんなことも言っていられず、早速、歌い方をリセットすることに。

おそらく、地声で歌ったことがないのだろう。結構、つらかった。
「汚い声でもいいですから、出しましょう」と言われても、なかなかちゃんと出せなくて、苦しんだ時期もあった。

地声で歌うレッスンを始めたけれど、どうも声が掠れる。
このままボイトレを続けても、変われないかもと、思い切ってボイスクリニックに声帯を診てもらいに行ったところ、声帯が痩せていることがわかり、太くする注射を打ったこともあった。それが結果的には、よかったのだと思う。

でも、今も、声がまっすぐ通らない。
ひっくり返ったような感じの声で、話したり歌ったりするときが多い。
がっかりする、自分の声が好きくないなぁ、いつになったら真っ直ぐな声になるんだろうと、不安になる時がある。
ただ、ここまできたら自分とトレーナーさんを信じるしかないなとも思う。

何より大事なのは、基礎の発声練習だということは、承知している。
ボイスクリニックで教わったトレーニング法。そして、トレーナーさんから教わった発声法を、毎日続けること、それしかないかな。

昨日は、同時進行でレッスンしている、メモリーも歌ったけれど、不思議に時間を取られ、ほとんど練習していなかったので、ボロボロの状態だった。
5:5ではなくても、少なくとも7:3の割で、ちゃんと練習しておかないといけないなと思った。

次回は4月。それまで、みっちり自主練しなくちゃ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?