【体験談】本音を言うと涙が出てくる...HSPで心の声を抑圧していた私が、自信を持てるようになるまで
今回は、最年少の声ヨガ受講生中澤麗さんに体験談を寄稿頂きました!
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こんにちは!現役大学生の中澤麗です。
突然ですが、皆さんは「社交ダンス」と聞いてどんなイメージをお持ちですか?大人数の前で堂々と自分を表現して自信に満ち溢れているようなイメージが強いかと思います。
私は7歳〜19歳まで社交ダンスをやっていました。しかし、小さい頃から自己肯定感が低く、周りの目が気になって、感情が込みあがっても声を上げて表現することができずにいました。
その自信のなさから口ごもったり声が小さいことで悩んでいました。
なので、両親や友達からはよくこう言われていました。
いわゆる「繊細さん」とも呼ばれるHSP(=Highly Sensitive Person)気質でした。自分の気持ちを伝えることは簡単そうでありながら、私にとってはハードルが高く緊張感のあるものでした。
と自分を責めて、自己嫌悪になっていました。
自尊心も自己肯定感も低空飛行の私ですが、就活など今後人前に立って自分の気持ちを伝えるためにも克服しないと...と、思い悩んでいました。
そんな時に、声だけでなく心もケアしてくれる「声ヨガ」に出会い、少しずつ心もちが良くなってきました。
同じように悩んでいる人に少しでも参考になればと思い、辛い過去の経験と、改善までの変化について体験談を書いていきます。
1.社交ダンスに出会った時の衝撃
私は7歳の頃に社交ダンスに出会いました。
当初はダンス=ヒップホップだと思っていたのですが、家の近くのダンス教室で私と同じ年齢くらいの子が、キレッキレの社交ダンスをしていたことに驚きました。
「私、社交ダンスやりたい!!」と直感で決め、その日に体験レッスンを受けました。
昔から内気で人と話すことが苦手でしたが、ダンスをしている時はありのままの自分を表現できた感覚がして、心から社交ダンスが好きになりました。
綺麗な練習着やシューズを履いて踊ることが幸せで、毎週土曜日にレッスンに行くことが楽しく、家でも妹と一緒にプロの社交ダンサーを真似して踊っていました。
最初のころは一緒に踊る男の子のパートナーがいなかったので、私が男性役で妹と一緒に練習し、時々地方の大会に出ていました。もちろん、大会で良い成績がとれない時は落ち込みましたが、それ以上に人前で踊れること、なにより家族が私たちの踊りを見れて幸せだという言葉に嬉しさでいっぱいでした。
2. 心と体の疲労を感じても毎日練習する日々
妹と1年ほど一緒に練習していましたが、ある男の子のパートナーと組み始め、その頃から、今まで趣味としてやっていた社交ダンスが、半分仕事のようになっていきました。
ダンスの練習はほぼ毎日。教室が定休日でも近くの体育館で練習したり、ダンス以外のトレーニングを行っていました。
学校がある日は家に帰らずそのままダンス教室に直行し、午後4時から10時までレッスンや踊り込みをするのが普通で、週末は朝の10時から踊り込みが始まり、家に帰ってくるのが夜の10時でした。
もちろん休憩時間はありましたが、その時間に学校の課題をしたりご飯を食べていたので、「休む」という感覚はなく、全ての休憩時間合わせても2時間ほどで、それ以外はレッスンを受けたり踊り込みをしていました。
と自分に言い聞かせていましたが、体はもちろん、精神的にも疲れていたのを覚えています。
3.ストレスで一杯の日々〜環境変化や金銭的負担〜
家から教室まではそこまで遠くなく、車で10分程で着く場所でしたが、10歳の頃にダンスの練習をよりできるよう、教室から徒歩10分以内で通える場所に引越ししました。
小学1年生〜5年生の途中まで通っていた学校は1クラス10人くらいしかいなく、先生も生徒も穏やかで楽しかったのですが、転校先は生徒数もクラス数も多く、元々HSP気質な私にとっては慣れるまで少し大変なものでした。
新しい学校に慣れるのにも時間がかかり、校外学習など学校のイベントも、社交ダンスの大会やレッスンが理由で欠席することがあったので、少しずつ他の生徒と関わることが少なくなり、学校で孤独だなと感じていました。
またこの頃から父親は単身赴任で1人で富山で働き、母親は私と妹の世話をすべて1人で行ったので、心も体もかなり疲れていたようです。
海外の大会に出場したり、レッスンを受けたり、衣装など、当時の自分では想像できないほどの金額がかかり、両親に申し訳ないなとずっと思っていました。
心の中では「ごめんね...」と思っていても親には言えず、ただ黙々と練習することしか私にできることはありませんでした。
4.スパルタ講師の声に自信をなくし、心に蓋をした
中学3年生の頃まで毎日練習の日々でしたが、自分が踊る姿を見て「下手だな...練習する成果が出てないな」と自信を失くしていました。
大会に出て良い結果を出すのとは裏腹に、あまり成長してない自分の踊りを見て、限界なのかなと少しずつ思うようになりました。
自分の踊りが嫌いだなとネガティブに思い始め、その気持ちが抑えられなくなり、先生にその気持ちを正直に伝えましたが、
と素っ気なく返答されました。
今思えば、「アドバイスをくれれば良かったんじゃないの?」と思いますが、当時はそう考える余裕もなかったです。
先生の罵声
生徒間での差別や私の母親に対する差別
暴力(そこまでひどいものではありませんでしたが)
は段々と増え、それに疲れはじめ、あんなに大好きだった社交ダンスから離れたくなりました。
など毎日のように他の生徒や妹と比べられ、その場では泣かないように堪えてましたが、隠れて1人毎日泣いていました。
そんな泣き虫な自分も嫌で「自分が悪い、自分がこんな性格じゃなければ」と自分を責めるようになりました。
親にも少し休みたいと相談することはありましたが、最初は「こんだけお金をかけてやってきたのに辞めるのか?」と返答され、何も言い返せず我慢の日々を過ごしてきました。
しかし、練習に言っては家に帰って泣いている私を見て、親もしびれをきらし、中学3年生の時にダンスから一旦離れることにしました。受験も控えていたので、少し気分転換にダンスとは違う経験をする機会にしていました。
5.「自分なんてどうせ...」復帰後も自信0で無気力に
1年間ほど社交ダンスから離れていましたが、その間もお店で音楽を聞くと自然と踊りだしてしまうことがよくありました。
「やっぱ社交ダンス好きだな、続ければ良かったな...」と同時に少し後悔もしていました。
その中で、もう一度社交ダンスをやりたい、大会に出たいと思わせてくれたのが、妹が出ていたある大会に行ったことです。
同世代の子たちがどんどん成長していく姿を見て、
と思うようになりました。
両親もサポートしてくれて、当時妹が通っていた千葉のダンス教室に通うことになりました。
家からかなり遠い場所にあるため、週末にしか練習できませんでしたが、久々に音楽に合わせて踊ることの楽しさを実感しました。その教室に通っている人も元気な子が多くスキルもあり、切磋琢磨できる環境で練習できたことに今でも感謝しています。
しかし、周りのレベルが高いことが原因で、どうしても周りと比較してしまう自分がいました。競争することなしに成長はないと思っていましたし、それをモチベーションとして練習していましたが、比較することで自分に自信をなくし、自尊心はなくなる一方でした。
また、一回ダンスを辞めたときに、体重がかなり増えてしまい、そんな自分の容姿を醜いと思う自分がいました。
小さい頃は華奢でしたが、高校生になると体重も増え、踊っていても重々しく見えました。そんな自分を見て、「痩せなきゃ!」と思いつつ、心の中では自分を醜いとずっと思っていました。
6.HSP診断でわかった「生きづらさ」の理由
高校生から大学1年の時までは週末に練習していましたが、コロナウイルスの影響と自分の比較癖が原因で自信が持てず、結果やめることにしました。
今まで社交ダンス一筋で頑張ってきましたが、それを失ってから何か新しいことにチャレンジしたいとなんとなく思うようになりました。
社交ダンスの友達が何人かいて、一方で学校での友達が少ないことに当時コンプレックスを抱いていて、「頑張って友達をつくろう!!」と思い、積極的にクラスメイトに話しかけたり、クラスメイトの集まりに参加するようにしていました。
しかし、いざクラスメイトに声をかけようとしても、話しかけた時の相手の顔や声のトーン、相手の目線など些細なことも気になってしまったり、友達と遊んだ後はどっと疲れてしまうのです。
話しかけない方が良かったんかな
友達のこと、嫌いなわけじゃないのになんでこんな疲れるんだろう...
と1人で反省会が始まるのです。
また人前で発表したり、自分の気持ちを伝えようと頑張ったりすると、意に反して涙目になることが何度も起こりました。
病気なのか?と思いはじめ、''本音を言うと泣きそうになる''とGoogleで調べたところ「HSP(Highly Sensitive Person)」というワードが出てきました。気になって見てみると私が経験した多くの症状が当てはまっていたのです。
以下がHSPセルフチェックです。この中で12個ほど当てはまるとHSPの可能性があると言われています。あくまでも参考になる程度ですが、全部で23問あるので、興味がある方は診断してみて下さい。
私は22個だったので、このリストにある内容はほぼ全部当てはまっていました。
特に私の場合は
友達との時間は楽しいものの、気疲れしやすく帰宅すると、どっと疲労している
人の些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない
些細なことに過剰なほど驚いてしまう
など、特に刺激に敏感で、セルフチェックをしたときに「HSP気質があるんだ」と納得することがありました。
7.コンプレックスだらけの中「声ヨガ」に出会った
社交ダンスを辞めてから2年ほど経ち、就活を意識し始めたころ、就職する前にインターンシップを通して何かスキルを身につけたいと思うようになりました。
記事制作やSEO対策などのwebマーケティングに興味があったことや、コロナ禍でヨガに興味を持ち始めたことから、ヨガ関連の事業をしている会社でインターンシップをしたいと思い探していたところ、naturalistaのマーケティングインターンシップを見つけました。
声ヨガって何だろう...?
当時は純粋な好奇心から、少しやってみたいなという気持ちがありましたが、インターンシップを行っていく中で段々とやりたい気持ちが高まりました。
また就活について考えたときに、面接をするのは避けて通れないことなので、就活前に緊張せず、自分の気持ちを言えるよう改善しないとと思っていました。
声ヨガは声だけではなく、話すときの気持ちやメンタル面でも効果があると知り、自分にぴったりだと思いました。
8.声と心の変化で自信が持てるように
そして今回、声ヨガのベーシックコースを受講する機会があったので、受講を決めました。
まだ講座を始めたばかりですが、既に声と心の関係の深さを実感しています。
口ごもってしまうこと
人前で緊張して上手く話せず、声が震えてしまうこと
声が小さくなってしまうこと
全て「心」が密接に関係していることに気づきました。
声だけ改善するのであれば、ボイストレーニングなどの方法もありますが、私は特に声が小さくなってしまったり、人前で緊張して声が震えてしまうことで悩んでいて、その原因が不安など「心」にあるのかなと少し気づいていたので、声質だけを改善するというよりは、まず心を落ち着かせることが必要だったんだと講座を受けながら改めて思いました。
心と声の両方を改善できる声ヨガは、やはり最適の方法だと思っています。
また今まで相手の顔を伺っていたので、自分の本音を伝えることがとても怖かったのですが、静かな場所で呼吸を深め、心を整えると、自分が思っていたより簡単に自分の気持ちを伝えることができました。
過去の経験から蓄積された価値観や思い込みなどを、ネガティブに捉えるのではなく、なるべくポジティブに言い換えると、自然と心がすっきりしていって、過去の自分から段々と変わってきているなと感じました。
両親や友達に自分の気持ちを伝えてこなかったのですが、声ヨガを受講してから自分の意見を恐れずに伝え、声の震えも少しずつなり、表情豊かに笑顔で相手と話せるようになったと思っています。これも、自分を否定しないで自分を「受け入れる」ことができたからだと思いました。
今後も講座を進めていくので、これから声ヨガによってどんな変化を感じれるか楽しみです!
9.さいごに
今回講座を受けたことで、現時点でマインドセットが変わったこと、それに伴って少しずつ話すときの表情が変わっているなと感じています。
マインドセットについては、特に私は周りと比べて「自分なんて...」と決めつけていましたが、講座を受けてから、声・性格・身体など、今自分が持っているものは全てかけがえのないものであり、それを周りの人と比べる必要はないんだと強く感じました。
HSP気質であることで、人よりも考えすぎてしまったり、感情の起伏が激しくなってしまうことがありますが、それも私の大切な特徴であり、感謝すべきものだと思いました。
声を仕事にしている
自分の声が嫌い
人前で話すのが苦手
声ヨガについてもっと知りたい
どんなきっかけでも、声ヨガを通して声も心も変われると思いますので、ぜひ試してみてください!
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