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プロの定義は、“モチベーションに頼らない”人。

素人とプロの違いはなんだろうか。

学生時代から疑問に思っていることだ。悩み続けるのは勿体無いのでとりあえずでも答えを出す。僕が定義するプロは、モチベーションに頼っていない人。

反対に素人はなぜ素人なのか?まだうまく言語化できていないが、持っている言葉で定義するならば、素人は“その場だけでなんとかしようとしている”人

喋りの仕事をやっていてひしひしと感じるのは、喋り手を目指している人、やりたいと言っている人に(喋り手🟰声優、ナレーター、ラジオパーソナリティ、怪談の語り手などの総称)喋りの仕事が“すぐできること”だと思われてしまっているんだということ。苦労話をするつもりはない。が、しかし。

「話が上手くなるコツは?」「早く上達する方法を教えてください」と表面的なことを聞かれる機会が多いこと多いこと。聞いてすぐにできると思われてしまっているのだ。

いや、喋りの仕事がどうこうというわけではなく、僕の語りを聞いて「これ(僕)で成立してるなら自分にもできるかも」と思われているのかもしれない。反論するつもりはない。やっていることとすればただ、喋っているだけだからだ。どこまでいってももしもの話しにしかならないのでこの話はこのあたりに。

今回は「現場で感じた喋りのプロの取り組み方」について書いていく。技術などの小手先のことではなく内側の話し。何度も何度も伝えていることだが、表面でなんとかしようとするのではなく、喋り手を目指しているなら取り組み方から意識して頂きたい。

東京FMラジオの現場で勉強になった事

なぜここまで“表面的なことをやらないでほしい”と伝えているのか?まず1つに「喋りの仕事を簡単にできること」だと思われたくないからだ。喋りを仕事にしたいと思う人、喋り仕事にする人が増えることは嬉しい。いろいろな人とご一緒することで自分の芸の幅も広がっていく。

最初に初めて入ったラジオアシスタントパーソナリティーの現場。東京FMの深夜ラジオで目の当たりにした喋りのプロの姿勢について書いていく。

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正直に言います。話を上手くするため、映画を見たり本を読んだりのお金に当てます。直近、島に暫く住む予定なのでそちらの生活費に。