毎日書くから、毎日描けるようになる
前にこんなシリーズを書きましてね。
ようは、執筆依頼をされたテイで記事を書いていこーという企画(?)。架空の水族館を紹介する内容だったり、実際の温泉施設に足を運んで写真付きにしたり結構楽しかったんです。
実は、これをシリーズ化にしようと思ったきっかけは、文章のコーチングを受けていることばと広告さんとのやりとりからでして。
最初にこの記事を投稿したんですが、「めっちゃいいですねー!ちゃんと感じも出てたよーな」と言って頂き「わたしからの架空の依頼で書いてみるとかどうです?」とお誘い(?)頂いたので、もうぉぉぉ是非!!!!!とノリノリに。
それから「あ、こんな内容も書きたいな」「こういうのはどうかな?」とアイデアだけで止まっているものも含め、書きたいことが増えてきたんです。
(感想もいただけてホクホク)
楽しかったは楽しかったんですよ。でも架空とはいえ、「依頼で書くのは難しかったぁぁぁぁ」というのが正直な感想。好きなように書けるは書けるんですが、“決められた範囲内で好きなように”という条件がついたような感覚でした。
まぁ、言ってしまえばどこまでいっても自主的に投稿している記事なので、どうやったってイイんですよ。誰に監督されているわけじゃないですし。でも、将来的には“依頼の文章”を書きたいと思っていたので、模擬とはいえ、仕事モードの気持ちで書いていました。
‥これ、何にでも言える事なんじゃないか?とふと思ったんです。
たとえば本業の声のお仕事。学校や養成所で勉強してきましたが、通っているときは“勉強の意識”で通ってしまってたんです。いや、勉強なんですよ。勉強なんですけど、“お仕事にしていくための意識”が抜けていたといいますか。
ただただ習いにきているだけで終わっている。そんな日々でした。練習を練習としてやっているんじゃダメなんです。本番があるから練習をするわけで、本番がない練習は練習でもなんでもなく、ただ触れているだけの時間です。
喋りに関してアンテナを張っているときには、文章の意識が抜けてしまいますし、文章のアンテナを張っているときには、喋りの意識が抜けてしまいます。でも多分、このやり方が僕には合っているんでしょうね。
両方いっぺんにではなく、片方に100使って片方は0。これを交互に繰り返す。
どーにもマルチタスクが苦手でして。一つ相手にして次。一つ相手にして次の方がやりやすいんです。その方が身にもつきますし。鼻についちゃ困るんですけど。
ナレーター
有野優樹(ありのひろき)