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怪談の何が面白いんだろう?



怪談の何が面白いんだろう?
と、思っていた1ヶ月前の自分を今、猛烈に、ぶん殴りたい。

ホラー映画やお化け屋敷、ましてや心霊スポットなんてもってのほか。安全第一、無病息災をモットーに生きて来た私には、怪談を好んで聴きたがる人の気持ちなんて到底理解できない。

そう思って生きてきたのに。

有野さんの怪談は、落語のように柔らかく滑らかで、するっと聴けてしまう。だけど、ふと呼吸をおくと、突然ゾゾゾっとくる。そんな不思議な世界でした。それは、怖い話を通り越して、修学旅行で布団に隠れて怖い話をしたあの日に、私を連れて行ってくれました。

怪談の何が面白いんだろうって?

それは、聴いて確かめてみて。

ところで、なぜかこの会の最中、何回も数えたはずの料理の数が毎回合わなかったのは、ここだけの秘密。

X(旧Twitter)むーこさん投稿 引用

先日、墨田区住所非公開オープンスペース「おざぶ」にて怪談イベントをやらせて頂きました。おざぶの常連さんや知り合い、別会場での怪談イベントに来てくださった方、予想よりも多くの方にお越しいただき、本当にありがとうございました。

そもそもおざぶに初めて行ったのは‥先月のいつだったか。だいたい1ヶ月前ですかねぇ。そのときにこういう活動をしていて〜とお話ししたら

「おざぶで怪談イベントやりましょ!」

とすぐにオーナーのひらやまさんがTwitterに書き込んでくれたんです。そのときたまたま居合わせていた方々からも「怪談、やるなら聞きたいですー!」と言って頂きまして。それならば‥と計画。

ぼくが怪談イベントをやるときには一つ、テーマにしていることがあります。

「修学旅行の夜のようにワイワイ話す」

怖い話もしますが、ちょっとクスッとなるような怖面白い?話しもする。畳の上で語り合うシチュエーションがより、修学旅行感を演出してくれました。

来てくださった方の中でお話をお持ちの方がいればお話しして頂く。今回、ほとんどの方にお話して頂きました。なんだ、みんな怖い話結構持ってるんじゃん!好きねぇ。

お化けを見たかもしれないという話から人の怖い話までたくさん。ぼくもいろんなお話が聞けて嬉しかったです。

今回この記事を書いた理由は一つ。

最初に引用したむーこさんのお言葉。それがすんごく嬉しくてそれを伝えたかったんです。怪談師界隈からも「ああやって言ってもらえるの嬉しいですよね」と評判を頂きまして。

おざぶの運営をしているむーこさん、ひらやまさん。おざぶでの初怪談イベントを開催してくださり、本当にありがとうございました!

いやぁ、やってよかった。本当によかった。またやりたいなぁ。



ナレーター
有野優樹(ありのひろき)

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有野優樹(ありのひろき)@ナレーター
正直に言います。話を上手くするため、映画を見たり本を読んだりのお金に当てます。直近、島に暫く住む予定なのでそちらの生活費に。