無理をせずにできる「自分の1番良い声の見つけ方」
“普段話している地声”これが1番いい声なんです。でも、なかなかそれに気づけなくて頑張って声を変えて演じてみたり、声質的に向いていないのに「下手だ下手だ‥」と憧れる読みを練習したり‥。
なんでそんな手にとるようにわかったようなことを言うの?えぇ、まぁーボクのことだからですね。一時期、めちゃくちゃ焦っていたんです。何か個性的なことを探さなきゃ、目立つようなことをしないとって。結局、全部空回り。
やっぱり、無理して出したことって続かないんですよ。仮に無理をしたものが評価されたとしても、その瞬間だけしかやれない。そう、続かないんです。だから結果すぐにやめちゃうんです。
でも、そんな無理をしなくても“今持っているもの”で全然戦えたんですよ。“使える武器”を持っていることに気づかなかっただけで。いつも話している地声。上手い下手はまた別問題として、これで戦えたんです。
たぶんですが、この声に慣れすぎてしまって新鮮なものを求めすぎていたんでしょう。自慢みたいになってしまいますが、そういうことではなく「1番褒めていただけるのは、普段の地声」なんですよね。
ならそれを使えばいいじゃないですか。飾らないものが良いって言われているなら。でも、そうじゃなくて変に作った声や、好きでもないことをやって無理やり個性にしようとしてしました。
それは個性にならないんですよね。なんだか、最近になってようやく「これ(素直な地声)を使えばいいじゃん」と思えました。現に、1番楽なトーン(地声)でお仕事に繋がることが多いですからね。
そりゃーそうだろうよ!と、読まれているあなたも感じたでしょう。今、客観的にみられるようになってやっと気づけた‥いや、気づいてはいたんですが、これで価値に繋がらなかったらボクは何を売りにしていったらいいんだ
「この声でお仕事にならないことを認めたくなかった」
んだと思います。でも、そこに素直になり始めたときからお仕事がポツポツと決まり始めたんです。と、いうことは‥
‥もっと早く素直になりゃよかった!!!!!
まっ、今気づいたことが1番早い気づきなのでよしとしましょう。スキルや能力をつけていくには努力しないといけませんよ。でも、素材(体験、個性、価値観など)はもうあるんです。
隣の青い芝生ばっかりみて羨ましいと思っていましたが、その芝生もかなりの手入れがされていることを知ってからは「えぐい努力をしてそれなんだ」と感じ、悪い意味で羨ましがることはなくなりました。
みんな、今のパフォーマンスを維持するために努力しているんです。努力もしないで羨ましがるのは違いますよ、ね?ちょっと前のボク。
ナレーター
有野優樹(ありのひろき)
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