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今日は生徒になってみた
今年、stand.fmで自分のチャンネルを作ったのは9月だった。自分で配信を始めるずいぶん前から、実は聞き専でとある方のチャンネルを聴いていた。
英会話スクールを開いていらっしゃる方で、英語で様々なことを毎日配信されている。(英語の後に同じ内容を日本語で話される場合もあるし、英語だけの場合もある)
恐らく語彙と話すスピードをコントロールしながら話してくださっているのだろう。トピックにもよるが、私でも聞き取れてとても楽しい。毎日聴くようになった。
その方が、11月から週に1度、カフェで英会話サロンをスタートさせた。会場となるカフェの名前を聞いた瞬間、小躍りしそうになった。
「行ったことある!そのカフェ、わかる!」
(方向音痴の私にとって、とても大切なポイント。)
しかし、行ってみたい!と思いつつも聞くのとちがって、話すのは全然だめだ、ちょっと勇気がでないとか、仕事帰りに寄るには疲れすぎていて、とても行けそうにない。などと、行けない理由をこれまでずっと並べていた。
でも、今日が年内最後のチャンス!
勇気を振り絞って、行ってみた。
カフェのドアをドキドキしながら開けると、講師の先生とレギュラーメンバーと呼ばれている男性と女性、それから、お二人の女性参加者の計5人の姿が目に飛び込んできた。
うわずった声ながら、参加を申し出ると歓迎してもらえた。皆さんは話の途中だったので、邪魔にならないようにコーヒーの注文を済ませ、英語に耳を傾ける。
話題が一段落したところで、名を名乗り、ほぼ毎日スタエフを聴いています、というようなことを言う。あまり滑らかではない。じわっと汗ばむ。
当然聞かれるであろう質問、「どうして英語を勉強しようと思ったのですか」や「なぜこの英会話サロンに参加しょうと思ったのですか」に対して英語での答えを前もって準備していなかった私は、オロオロ状態で答える。
はー。言いたいことの70%?いや60%くらいしか表現できていないかも…。で、さらに汗ばむ。
それでも、音楽・映画・スポーツ、文化など多岐に渡るジャンルの話になんとかついていく。そして、スタエフの配信とはちがって恐らく意識的に講師の方が慣用句を入れて話しているのがわかる(こういうところは、教師目線発動させてしまう)学びの提供なのだろうと思う。うぅ。いいな。勉強になる。
話したい、と思っても語順がぐちゃぐちゃだ!とか、単語がわからん!となって、「がるるるぅ~っ」と言わないけれども気分は、「がるるるぅ~っ」になることもしばしばで、喉が渇いた。
思い出した英単語もメモっておかないと、話す段になったら、脳からこぼれ落ちそうで焦る。頭は高速回転していた。
言いたいことがあるけどどう表現すればいいのか、「うー」と苦しむ状況に久しぶりに身を置いた。実は、この苦しむ感じを味わいたかったのも、今日勇気を振り絞った理由の一つだった。
日本語学校の毎日の授業の中で、やはり学生が「うー」となる場面は多々ある。その時に、どのタイミングで助けを出すのがいいのか、自分が身をもって体験したほうがいいと思った。
思ったことを話せない自分に「ダメじゃん」という気持ちももちろん抱いたけれども、それ以上に刺激的で学びの多い時間だった。チャンスがあれば、また参加したいと思う。
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追記:2024.12.30
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