〈閑話テラ〉積木くずし
どんなゲームにも言えるが、初めてのゲームプレイは手慣れず、時間がかかる。
ゲームが始まっても何に手を付けて良いかわからず、最初のアクションに戸惑う。
リソースマネジメントといわれるゲームの骨子はリソースを得て点数に変える、という仕組みなのでそれを目指せばよいのだが、条件付けや損得勘定、手順などがオプションで仕組みについてくる(ほぼそう)と途端に複雑になる。道筋が見えなくなるというか。その道筋を見つけるのが上手い人が指し手が速い人となる。(もしくはほんと何も考えてない)
何度か同じゲームを遊ぶとそのゲームに対して思考のフレームができあがる。他人からの助言もそのフレームづくりに一役買う。
フレームができあがるとゲームの見え方がシャープになる。練度もあがる。練度はすなわち選択肢の妥当性であり、当座の場面での適解である。さらには強いアクションの認識。
テラミスティカで言えば、茶1の獲得であり、4PA7金の獲得である。
このフレーム、非常に有益であるし、正しさをたぶんに含んでいるが、と同時に危険性もある。それは思考を放棄することである。
よく私は何度か壁にあたっては、うげぇーなんて思ってるがだいたい考えることをやめているときが多い。手なりではない手なり。
その時は思っきしフレームを壊してみよう。
今までのプレーンを捨ててみよう。
たいていは慣れていないからボロカスになるがそれで良し。
思考を今まで考えていなかった方向に展開する楽しさは、ゲームプレイそのものの楽しさと交差する。
正直、BGAテラミは私の中で「ただ楽しむためのゲーム」ではなくなってしまっているので、この気持ちは大切にしたい。
ほぼほぼ自分に宛てた日記のような記事となってしまったが、どこかちょっとでも重なる部分がある人にはこの気持ちを共有したい。(この記事を好き好んで読んでる人はたいてい「Fun」以外の某かの思いがあると勝手に思っている)
積み上げたものぶっ壊してプレイしてみては?
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