スウォームリングについてwith特殊地形
各種別の特殊地形の能力は丁寧に説明する気はないけど、軽くおさらいをしておく。
種族ごとに特殊地形を建てるための前提条件の有無があり、かつ条件は一定ではない。
特殊地形も1パワーを有する建物として勘定されるため、ゲーム終了時の建設数にも影響がある。コストを払って建てられるものでないため、ホーム地形にポンと建てることはできず、掘りを使ってホーム地形にした場所にノーコストでしか建てられない性質を持つ。
じゃ、スウォームリングの条件ていうのは?
前提条件:聖域の建設
特殊地形効果:特殊地形を含む地続きの建物群は以下要領で町化可能となる。
合計パワー値7、14、21、28。なお、赤2の恩恵がある場合は、6、12、18、24で町化可能となる。
スウォームリングはこの効果のおかげで3町(1町と特殊地形を含む2町のミックス)が割と容易に行えるようになった。
特殊地形なしの場合、最低1船がないと3町は作れない(船なしでは地続きでしか建物を建設できないため)。あるいは1船+3パワーなんかで解消できたりするけど、住居の建設がスウォームにとっては美味しくない場合が多い。横への展開(掘の使用や船のアップグレード)を心がけると宗教への手が鈍り金欠で悩む。住居の建設に2w3cを要してリターンが1wというのは悲しく、拡大していくためのモチベーションが低い。そのため、町建設時に3wの報酬がある。また、ボーナスタイルの砦聖域が得点源と資源のふたつの意味で重要になる。
そういった関係からスウォームの住居展開のタイミングは5、6rでも遅くはない。領地拡大による拡大生産の考えがスウォームでは異質なものになる。
少し逸れてきたが、特殊地形入りのスウォームはココリコの考えも適用しやすい。地続きで町が作れるため、片方は砦を建ててパワーを受け取る大木としての利用を行い、もう片方で地続きの楽園を築く(砦孤立、3町地続き)。なるべく他者からの干渉を受けづらい位置におき、焦ることなく展開していくのだ。
序中盤までは宗教報酬と宗教争いのために尽力した方が、後半の伸びしろがある。司祭は教団に派遣してしまおう。特殊地形が入っても追加目標があっても変わらずにネットワークで戦わない方が賢明。むしろ一エリアでの発展という独自路線に磨きがかかる。
唐突だが、追加目標タイルをこう呼ぶこととする。
1.飛び地:ネットワークで接続されている中で、建物の個集団がどれほどか
2.外枠:ネットワークで接続されている中で、マップの最外周へクスに置かれた建物はどれほどか
3.砦聖域:ネットワークで接続されている中で、最短距離で見た場合に砦・聖域間にあるへクスがどれほどか
4.ネットワーク距離:ネットワークで接続されている中で、最短距離で見た場合に建物間にあるへクスがどれほどか
スウォームが追加目標で勝てるとするならば、外枠と砦聖域ぐらいでほかは不得手としている。住居置きと司祭を使っての船舶上げが前提となる飛び地やネットワーク距離は苦手となっている。
外枠で攻める場合はマップと色の相性を差し置けば、掘改良が必須となる。そもそもスウォームは掘改良との相性が良い。ラウンドを経るにつれ潤沢になる金。早期の町形成により得られた3wや宗教の町タイルを選択することにより宗教ボーナスのリソースや掘りを手にして展開していった住居から生まれるワーカー。
両手に余る資源を天に向かって放り投げる(掘り改良と船舶上げ)のは揺るぎなく強く、他プレイヤーの妨害をも可能とする。追加目標によって最終目標が持つ価値が高まるため、そこに参入しないのであれば3船舶と2掘り改良のスウォームで市場操作をしてみるのも良い。
『このままだとプレイヤーAがネットワーク距離でプレイヤーBに勝ってしまいそうだ。なら住居を置く前に1wで地形改良してプレイヤーCにその席を譲ろう』など点数の相対操作をして勝った時には「読み」での勝利に脳汁が噴出してしまう。ネットワークでの上位争いから弾かれたのなら、その項目を無視するのではなくどう操作していくかを考えてみると楽しい。終盤に住居を置く意味を見出せない時も多々あるスウォームはこの戦略的ちょっかいを出しやすい種族だ。
やられたら腹が立つがうまく決まれば「見ろ!止まんねえ」
まとめ
・特殊地形がある場合、3町は目指す(目指しやすい)
・追加目標に無理に参加しないでよい。資源に余裕があればトップ操作の地形改良などをする
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