三度の飯より大切なもの

食は、生きるための基本だ。

でも、食にやたらこだわるようになったら、

良くも悪くも落ち着いてきてるってことかもしれない。

食は多くの人に共通するから、
コミュニケーション手段としては有効なのだけど、
私は、食に関してなかなかモチベーションの上がらないタイプだ。
手際よく料理するのは結構好きだったりするんだけど、
美味しいものを追求することとなると、
心の優先順位は低めだ。

どれだけ上等な料理を食べるか、ではなく、
その食事をしているときが「どれだけ素敵な時間だったか」
を重視したい。

一人でストレス解消のためにガツガツ食べたポテチも
友人と賑やかに食べたポテチも
どちらも、振り返ってみれば良い思い出だ。

そもそも、睡眠欲と性欲に並んで、三大欲求の一つでもある。
性欲が薄い人がいたり、あまり眠らなくても活動できる人がいるように(そしてその逆の人もいる)食欲がそこまで高くない人(食欲旺盛な人)も、世の中には一定数いるはず。
一人の人間にだって、やたらと食欲があってどうしようもない時期があると思いきや、ある日突然、咀嚼するのすら億劫な時期に突入したりする。

平和な日々もいいけど、せっかく生きているなら、ご飯を食べ忘れちゃうくらい何かに夢中でいられたらいいな。
美味しいご飯も、胃袋だけじゃなくて、心を満たすものだったらいいな。

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